ここが変だな犬のお値段、海外篇
さてさて、前回の続きです。
たとえは動物先進国で。

こちらショー会場のリング脇スタンド。柴犬レスキュー@UK
イギリスで犬種の取引価格はだいたい上限があって、
先日ブログに掲載した訴えられた
ブリーダーが売っていた
犬の価格(輸入チャンピオン犬直子・希少犬)でも
450ポンド~500ポンド前後でした。
為替相場で変わってきますが、日本円にしてだいたい7万円前後。
これがもし日本の商業ブリーダーだったら
数十万円から百万円前後くらいまで行きますかね。
輸入経費と仲介料などなど経費が膨らんで…。
イギリス国内で外国産の犬が高いか、といえばそうでもなくて、
柴犬なんかでも500~700ポンド前後でのやり取りが普通のようです。
その価格の中にワクチンやマイクロチップ、
虫下し、血統書代なども入っているので、
ほとんど子犬に掛かった経費程度、つまり実費に近い価格です。
ネット販売のいわゆる小遣い稼ぎの素人の場合は
もっと安くて200ポンドとかで売っていますが、、トラブルも多いようです。
(↑英米豪欧どこにでもいるし、サイトもある。)
そしてショードッグ(=繁殖候補犬)の値段は?
といえば、『売らない』ことのほうが多く、
理解ある犬種ファンシャーや
ブリーディング仲間に譲ったりすることによって、
自分の目で届く範囲で成長を見守るというパターンを取る事が多いようです。
遠くに出してしまえばどう管理されているかも分らないし、
そもそもショーに出すには毛の管理や運動がきっちり出来る人で、
出陳料、交通費もろもろあとからかかる費用がけっこうあるので
売るよりも譲って一緒にショーや繁殖を楽しんでもらう、という
お金に依らない『犬の輪』があります。
これはよく日本人がやっていることですが、
「チャンピオンの成犬を買って来て繁殖開始する」とか、
「チャンピオン犬やその子犬を高く売る」いうことも
ほとんどありません。
(ただし、イギリスにも商業ブリーダーはいます)
なぜならブリーダーの多くは自分がやっている犬の
『犬種クラブ』に加入しています。
クラブの機能は多機能で、犬種レスキュー、
病気情報の共有、スタンダードの改訂やジャッジ育成など
その犬種に対する総合的な機能を果たしています。

日本スピッツくらぶ@UK グッズも販売ちう
このクラブの規約はなかなか細かく、
「いかなる場合も犬を商業利用してはならない」という規約
設けているところがほとんど。
規約違反したブリーダーは日本風にいえば『村八分』喰らいます。
前述の逮捕/訴えられたブリーダーたちはサヨウナラコースです。
一般の飼い主も、なんらかの問題でブリーダーが
誠意を持って対応してくれなければ犬種クラブや
ケネルクラブへ相談、最終手段は訴訟を起こすというアクションを取ります。
クラブ内での相互関係がなくなるということは
手持ちの犬でしか繁殖出来ない事を意味するので、
海外へ商路を開くか、廃業か、どちらかです。
余談ですが、、国外へ犬を売ってる犬舎は
単犬種クラブには加入していないことのほうが多いです。
アメリカやオーストラリアは商業寄りのブリーダー、
いわゆるプロ・専業が多いので、
チャンピオン犬を作って売る、ということはよくあるようですが、
(チャンピオンになる難易度は
イギリスが一番難しいと思いますが)
それでもペット犬の価格は10万円以下がほとんどです。

↑オーストラリアのペットショップで売られていた犬達(ジャック×シーズー)。
お値段は450AUS(当時約3万円)
さて、なぜ日本の犬の値段はこれらの国々に比べて
格段に高く、そして病気が多いのでしょう。
答えは単純に、犬で生活収入のすべてを得ている人が多すぎる、だと私は思ってます。
イギリスは趣味の範囲でやっている人のほうが多いので、
たくさんのオス・メスを持ってどんどん生ませる、というのは
パピーファーム(恥)という認識のほうが強い感じです。

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たとえは動物先進国で。

こちらショー会場のリング脇スタンド。柴犬レスキュー@UK
イギリスで犬種の取引価格はだいたい上限があって、
先日ブログに掲載した訴えられた
ブリーダーが売っていた
犬の価格(輸入チャンピオン犬直子・希少犬)でも
450ポンド~500ポンド前後でした。
為替相場で変わってきますが、日本円にしてだいたい7万円前後。
これがもし日本の商業ブリーダーだったら
数十万円から百万円前後くらいまで行きますかね。
輸入経費と仲介料などなど経費が膨らんで…。
イギリス国内で外国産の犬が高いか、といえばそうでもなくて、
柴犬なんかでも500~700ポンド前後でのやり取りが普通のようです。
その価格の中にワクチンやマイクロチップ、
虫下し、血統書代なども入っているので、
ほとんど子犬に掛かった経費程度、つまり実費に近い価格です。
ネット販売のいわゆる小遣い稼ぎの素人の場合は
もっと安くて200ポンドとかで売っていますが、、トラブルも多いようです。
(↑英米豪欧どこにでもいるし、サイトもある。)
そしてショードッグ(=繁殖候補犬)の値段は?
といえば、『売らない』ことのほうが多く、
理解ある犬種ファンシャーや
ブリーディング仲間に譲ったりすることによって、
自分の目で届く範囲で成長を見守るというパターンを取る事が多いようです。
遠くに出してしまえばどう管理されているかも分らないし、
そもそもショーに出すには毛の管理や運動がきっちり出来る人で、
出陳料、交通費もろもろあとからかかる費用がけっこうあるので
売るよりも譲って一緒にショーや繁殖を楽しんでもらう、という
お金に依らない『犬の輪』があります。
これはよく日本人がやっていることですが、
「チャンピオンの成犬を買って来て繁殖開始する」とか、
「チャンピオン犬やその子犬を高く売る」いうことも
ほとんどありません。
(ただし、イギリスにも商業ブリーダーはいます)
なぜならブリーダーの多くは自分がやっている犬の
『犬種クラブ』に加入しています。
クラブの機能は多機能で、犬種レスキュー、
病気情報の共有、スタンダードの改訂やジャッジ育成など
その犬種に対する総合的な機能を果たしています。

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このクラブの規約はなかなか細かく、
「いかなる場合も犬を商業利用してはならない」という規約
設けているところがほとんど。
規約違反したブリーダーは日本風にいえば『村八分』喰らいます。
前述の逮捕/訴えられたブリーダーたちはサヨウナラコースです。
一般の飼い主も、なんらかの問題でブリーダーが
誠意を持って対応してくれなければ犬種クラブや
ケネルクラブへ相談、最終手段は訴訟を起こすというアクションを取ります。
クラブ内での相互関係がなくなるということは
手持ちの犬でしか繁殖出来ない事を意味するので、
海外へ商路を開くか、廃業か、どちらかです。
余談ですが、、国外へ犬を売ってる犬舎は
単犬種クラブには加入していないことのほうが多いです。
アメリカやオーストラリアは商業寄りのブリーダー、
いわゆるプロ・専業が多いので、
チャンピオン犬を作って売る、ということはよくあるようですが、
(チャンピオンになる難易度は
イギリスが一番難しいと思いますが)
それでもペット犬の価格は10万円以下がほとんどです。

↑オーストラリアのペットショップで売られていた犬達(ジャック×シーズー)。
お値段は450AUS(当時約3万円)
さて、なぜ日本の犬の値段はこれらの国々に比べて
格段に高く、そして病気が多いのでしょう。
答えは単純に、犬で生活収入のすべてを得ている人が多すぎる、だと私は思ってます。
イギリスは趣味の範囲でやっている人のほうが多いので、
たくさんのオス・メスを持ってどんどん生ませる、というのは
パピーファーム(恥)という認識のほうが強い感じです。
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