ピンさんのブータンとトルコ田舎生活日記 -71ページ目

ブータン政府の研修


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今日からブータン王立マネージメント協会主催のブータンのガイダンスが1週間の予定で開始。

開講式はブータンの仏式。

手前のバター油のローソクを我々一人が数個づつ点灯し、読経の中で貴賓席の政府役人と高僧の先導で飲み物や果物をいただき、その後に政府の役人と協会の会長があいさつ。それで開講式が終了。

暖房がなく正装で参列するためとにかく寒い!




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その後、名前が書かれた指定席で受講。最初は我々が自己紹介し、その後ブータンの地理と歴史。

この部屋も寒く暖房が入っているがすきま風がひどく、スーツの上にジャンパーを着ていても寒くてたまらない。


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午後はクエンセルという新聞社とBBSというブータン放送を見学。

BBSのニュースアナのつもり。


BBSという王立TVラジオ局はNHKの協力で放送設備や全国中継局などの設備を一昨年完成。


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調整室の機器や中継車には日本政府のODAとNHKのロゴと日の丸が付いていました。

今日もパロまで住宅探し

1時間半かけてパロまで出かけました。

昨日はタクシーを借り上げて行ったが、金が続かないのでスズキアルトのタクシーで行くことにしました。

郊外行きのタクシー乗り場に行き、「パロパロ」と呼び込む運転手について行き、客が4人になったら出発。

幸い私は1番だったので前の席に座れたが、後ろの席であったら1時間半はきつかったと思います。

片道150ニュルタム(300円)でした。

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これはパロへ行く途中でガケ崩れで通行止め。

この道を通るには3回目だが2回通行止めにあっています。

こちらは道路面と85度の傾斜でガケを削っていてしかもガケはコンクリート塗装をしていないのであちこちで大きな岩が路面にゴロゴロ。

ここは30分ぐらいでここに写っているユンボと奥にいるブルトーザーで土砂を取り除き通行再開。

こちらの人は慣れていて車から降りて遊んでいます。


ただ、途中の道路で小型車が落石に会いフロントガラスが砕け、天井とボンネットが大破していました。

いつ自分がその被害者になるかわかりません。 怖ーいですね。



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途中ティンプーからパロに行く途中で検問があります。

ブータンは県境には検問あり、自由に移動はできません。いわゆる関所です。

車両の番号と運転手名と行き先を聞かれます。

パロとティンプー間のみ手形なしに通れますが他に行くときは事前に許可がないと通れません。

これはそこの関所の下の谷にあるチョルテンという仏塔で、3体並んでいました。

聞くと左がネパール風、中がチベット風で右がブータン風でこの国の民族の混合度合いが見られます。

インド人もいますがインド人は仏教徒でないのでチョルテンはありません。


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これはパロの町の日曜日だけ開くサブジバザー(野菜市場)です。

週一回だけにすごい人が集まってきていました。

種類は少ないが鮮度の良い野菜が並んでいました。

こちらでは週1回野菜を買い出しをして冷蔵庫で貯蔵するとのことで、再来週から私もこのマーケットのお客さんです。

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そのサブジバザーで売られている豚肉です。

拡大すると気持ち悪くなるので縮小写真ですが、豚肉の証明に豚の頭が前面に飾られ、炎天下で売られています。とても清潔とは言えず、のら犬がこの豚肉の横を平気で通ってていました。

この店は成績が良く、10時半でこの状況で、良く売れてる店です。

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これはそのパロの街中で見かけるクボタの耕耘機です。

買い物に来るのに荷台に家族や買い物を乗せて運んでいます。

ティンプーでは絶対見かけない光景です。


それだけパロの町は田舎です。


住居の新しい物件は昨日の物件よりいいのですが5月末まで住んでいる予定なのですぐには住めない状況。

昨日の物件で半年くらいの契約にして住み、その後今日の物件に移り住めたらと思っています。


新物件はまだその人のプライバシーがあり写真を撮っていません。

住宅見学

きょう午前中に任地パロの住宅候補地を見に行きました。


ティンプー市からタクシーをハイヤーして片道1時間ちょっとをドライブして目的の家に到着。

家の屋根の右上には丁度着陸直前のブータンの「デュルック航空」の飛行機が小さく映っています。

飛行場に近い田舎で道路と川に挟まれた場所です。

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ここのオーナーは敷地内の左隣で貸家を作っていて材木が散乱していました。

その家はモダンな造りで良かったのですがその家は4月完成とのことで あきらめました。
幹線道路沿いにあり、道路からみた言えには御覧のように鉄条網と門があり田舎だから防犯上は問題ないと言っていました。


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この家の玄関前で記念写真。

私の隣はオーナー夫妻で、ご主人はブータン人の絵描きで奥さんはアメリカ人。右端は同行したボランティア仲間。

月末から奥さんはネパールへ行き、御主人は隣家が完成すればやはりネパールに3年弱出かけるので二年間貸すなら丁度いいということ。

大きな感じの2階建てだが2階はご夫婦の物置に使うので借りるのは一階だけで、1LDKです。


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ご主人にリビングルームで彼の絵を召せて頂いたら、なななか特徴のある絵で、ブータンより観光客の多いネパールのほうが稼げる感じ。


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応接間に一つだけある暖房器具は薪ストーブ。この家にはほかの暖房器具は無し。面倒だな・・・


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応接からダイニングを見るとこんな感じ。応接にはTVがなく、CDプレーヤーのみ。

芸術家はテレビを見ないと言ってました。

立っているのは奥さんで座っているのはタクシーの運転手。


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風呂とトイレの右上には電気温水タンクで100L熱湯が貯蔵可能。

風呂のシャワーを使うのにカーテンを使わず利用すると言っていた。


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ベッドルームにはベッドの反対側にインターネットが可能なコンセントと机と本棚があり、奥さんがアメリカとSkypeをやっているとのこと。


問題

①、.犬が三匹いて毎日ご飯を炊いたの与えている。

  私は「犬が嫌いだ」と言ったら餌を与えなければどこかへ行くから心配ないと言っている。

  ブータンは殺生をしないので野犬が増え、人を襲うことがあるので野犬化したら怖い。

②、電子レンジ、掃除機、洗濯機などがない。

   アイロンとテレビは用意してくれるが洗濯機と電子レンジは自分で買えとのこと。今後の交渉。

③、職場まで3kmあり、徒歩では不可能なためその家にあるヒュンダイの軽自動車を貸してくれるかと言ったら

   月1万ニュルタム(2万円)で貸すよとのことだが現地にいる日本人に電話で聞いたらあまりにも高すぎる。      ④、薪ストーブだけでは朝20畳くらいあるリビング兼ダイニングの部屋が寒くて温まることはできない。


これを書いていたら先輩ボランティアから「別の物件を紹介するから明日来いよ」ということで再度明日、パロまで出かけることにしました。


住宅選びは難しい。    

ティンプー市長選投票中は営業停止

朝ティンプー市の公設市場で買い物の仕方をこちらの言葉「ゾンカ語」で練習していたら市の職員が来て営業をやめるように指示している。

                  (多くの店ははこのように天秤秤を使って量っています。)


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このおばさんの店も我々が買い物を終えたら、ビニールシートをかぶせた営業を中止しました。

ここの市場の人は地方の人でティンプー市内の状況が理解できていなかったようです。

この市場は300軒ほどの店が入っているがどの店もビニールシートをして営業をやめました。



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これはその公設市場で売られている米です。赤米からインディカ米など種類は豊富。

日本米のジャポニカ種がありましたが、粒が小さく艶もない多くは破砕米でした。

但し、ここでは懐かしい米ハゼやポリコーンやポップコーンなどがバラで売られていました。



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市長選挙の時間は営業が禁止されていて、投票時間が終わるまで商店は営業を禁止されています。

街中にも警察官が出てパトロールをしていました。

「4時を過ぎたら営業するよ」と警察に言われたが、写真の通り、夕方から営業する店はありません。


日本では理解できないことだけど、投票権のあるのはティンプー市内に不動産を持っていて市内に戸籍のある人間だけで、10万人弱の人口の内6000人だけが投票権を持っているとのこと。

そのために投票日に営業停止になるとは?


昼飯も食べる所がなく、ホテルに戻りホテルの食堂で食べました。

手づかみで食べる餃子

今日も寒くて雪がチラチラ。


夕食に近所で評判の餃子屋に生きました。

こちらでも餃子やショーロンポーなどは「モモ」という名前でレストランのメニューにあります。

このレストランはいつも混んでいて20人も入れない小さな店です。

日本の餃子の倍の大きさの蒸し餃子6個にスープが付いて40ニュルタム(80円)、

こちらの人は1.5皿を注文して夕食にしています。



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注文して出てきた餃子に箸が付いていない。

こちらでは中華料理店以外は箸の文化はなく、他を見ていると手づかみで食べている。

私たちも手づかみで餃子を食べました。

餃子のたれはなし。

インド人になったつもりで唐辛子を付けて食べました。




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手前の大きなステンレスは水筒です。お茶の文化はありません。

オーストラリアのフォスタービールを飲みながら2皿食べました。ジューシーで美味しかったですよ。


ブータンも寒い

今日は朝からどんよりとした雪雲でとても寒い。


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この写真は夕方坂道で見た樹氷です。上から水が落ちてきて、小さな木が氷に覆われていました。

日本も雪で大変そうですがブータンの寒さは日中でも氷点下で手がかじかんでしまいます。

手袋を日本で買って送ったが、別送荷物の中でまだ段ボールから出せないでいます。



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遠くでうっすら見えるこの雲が雪雲で、雪が夕方から降り始めましたが、乾季のため非常に小さな雪ですから積もることはありません。

でも寒い!



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ようやくこちらでの就労ビザが取れました。

昨日もらった就労ビザは国籍がケニヤになっておりクレームを付けたら即日日本国籍に修正され、再発効になりました。

写真も提出したものとは違い、縦横比がいい加減になっています。

この後は勤務地が田舎で職場と住協が数キロ離れているということで自動車免許の取得をすることになっています。

こちらの自動車免許は日本の自動車免許を申請時に出せば取れるそうです。

チェニジアの仲間

JICA二本松研修所で研修を受けた仲間で、一人だけチュニジアに派遣された知り合いのシニアボランティアがいます。


チュニジアはイタリアと地中海を挟んだ反対側にあるアフリカの独裁国家でした。


今朝の連絡では大統領がフランスへ国外逃亡し、国内は大混乱。

スーパーは略奪にあい放火されています。、警察や政府には投石騒ぎなど大混乱。

今朝の連絡ではボランティアは全員フランスへ一時避難することになったとのこと。

飛行場までの道も危険だと思われます。

赴任草々、残念な事態です。


ブータンに南部はインドアッサム州と国境を接していて、アッサム独立派の過激派組織が侵入する恐れがあり、ブータン国内でも南部は渡航禁止区域がありますが全般には危険ではありません。


ブータンはそのような危険な国でないことを感謝すると同時に、ボランティア仲間の安全を祈らずにはいられません。

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この写真は首都で略奪後焼打ちにあったスーパーとのことです。

新しい発見

今日は日本も寒いようだがブータンもこの冬一番の寒さです。
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夕食を食べたレストランの隣がボーリング場でした。

4レーンのボーリング場でブータン唯一のボーリング場とのこと。

壁は殺風景で、暗くて、天井は低く日本のものとは比較できませんが2人の若者がプレーしていました。



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ここブータンのティンプーは海抜2400mの高地のため気圧が低く、この写真にあるように袋に空気の入っているものはどれもパンクしそうなほど袋が膨らんでいます。

この商品はタイでで作ったカルビーのサッポロポテトとかっぱえびせんです。

日本食品はタイのカルビー、シンガポールのキッコーマン、インドのロッテなどの商品化が少し入っています。

食品は半分がインド製で2割がブータン製、その他は東南アジア製造が占めています。



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ブータンは寺はお役所といっしょにあるものですが、このお寺はティンプー市内にあり、個人所有で自由に中に入って観覧できる数少ない寺です。

但し、寺の中は撮影禁止でパンフレットの写真を転用しました。

日本で見る仏様とは大きく違い祭られているのはチベット仏教の高僧であることが多いように思われます。


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仏具屋で木製の男根が売られていたり、歓喜仏がいたり、仏教も国により大きく違っていることを感じます。


1月15日

このホテルのインターネットアクセスが悪くブログが送れないときが多くあり、更新が不定期になろことを了承してください。



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この写真は町の西にあるJICA事務所から東を写した写真です。JICAの事務所もブータンの特徴でトタン屋根です。




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ここ、ブータンの首都ティンプーは狭い町で東西1km、南北3kmの狭い谷の中にあり、地方から出てきた若者で人口急増し、山際に築アパートが建てられつつあります。





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昼食で食べた野菜ラーメンは50ニュルタム(約100円)。味は味噌ラーメンに近い味ですが麺のコシがなく、日本人が感じる美味しさはありません。焼きそばやチャーハンは種類が多く、一人で食事してもメニューに困らない。
日本食のレストランはありませんが、コロッケや肉じゃが風のものや餃子などを出す店もありますが高いのでなかなか手が出ません。
総じて、ブータンでは200円以内で夕食も食べることができます。


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街中でブータン独特の「指ではじくビリヤード」をしている若者がいます。
いつ通っても遊んでいるところを見ると失業している若者と思われます。
国民総幸福の国ですが、ブータン人は肉体労働を好まず、建設現場や掃除はインド人にさせています。
インドはカースト制度で下層階級の人はインド国内では過酷な労働条件で働いているが、ブータンでは多少時給が良いみたいで一生懸命働いています。



ここティンプーから地方へ出るにはバスかこのタクシー乗り場に来て、同一方向の客が4人になると出発する仕組みで入口で一生懸命行き先を言って客を集めていました。写真右端に立っているのがその呼び込みです。

インド製のスズキのワゴンRの後ろの席で3人はきついが皆我慢して乗っています。

便利なことに地方へ幸人は買い物が多く、自転車やテレビなどもルーフ(屋根・車上)に積んで運んでくれる仕組みになっています。 


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ピンさんのブログ この橋はブータン独特の屋根のある橋です。

各地にこのような橋があります。この橋はティンプー市内にある観光用の橋で、青果マーケットと対岸の仏具、衣料品のマーケットを結んでいます。


ピンさんのブログ 川には堤防がないので橋が水没しないよう家の2階まで階段を上っていく方式で橋の両端にある建物は中は何もなく、もの売りがいました。

橋はもともと吊り橋だったがここは鉄筋の橋ですが床は木で所々に穴が空いています。

手すりにはどこの橋でもお経を書いた着切れが縛ってあります。


今は乾季で毎日が晴天で、しかも高地のため日差しが強くこちらの人の顔色は赤く焼けています。

先輩のボランティアも真っ赤な顔をした人がおり、私も2年後は真っ赤な顔になるのでは? と心配です。

日中は15度くらいですは夜になるとマイナス5度くらいに急に下がります。

風邪をひかないよう今夜も早めに休みます。
 



メモリアルチョルテン


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泊っているホテルとJICAブータン事務所との間にメモリアルチョルテンという仏塔があります。

いつもその横を通って研修に通っています。
この仏塔は第3代国王を記念して建てられたのでメモリアルチョルテンと呼ばれています。



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チョルテンの敷地に入ると左上に見える大マニ車という巨大な経典を書いたものを右回りに回している。

大半は老婆が座りながら回していました。回転するたびに鐘が鳴るようになっています。


右上の写真は、チョルテンの周りを老若男女が数珠と年寄りは手で持てる小さなマニ車を持って経を読みながら右回りで回っているところ。

1000回回ると功徳があるとのことで多くの人が何日もかけて回っているとのこと。この日は100名近くの人が回っていました。


チョルテンは東西南北に拝める場所があり、左下の写真のように2人の主婦が腹ばいになったりしながらお祈りをしていました。

このようなチョルテン(仏塔)が多数各地にあるとのこと。


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この仏塔は3層になっておりそれぞれの階の窓には仏画が描かれています。

この仏塔の坂のすぐ下にはインド軍の施設があります。


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ブータンは中国と国交を閉ざしていますが反面インドの支援を受けながら国を守っています。

日本と米国との軍事協力を想像させる施設です。

インド軍の施設入口の写真ですが移りが悪く良く見えませんが、この施設にはミニゴルフ場があり、沖縄の米軍基地を連想させられます。

経済も軍事もインドに依存せざるを得ない小国の特徴と思われます。