ブータンの建物
朝起きて顔を洗おうとしたら水が出ない。
このブータンのティンプーは日没後は氷点下になり、寒いからホテルのパイプが凍り断水。
仕方がないのでフロントに相談したら、大きなバケツを貸してくれた。それで水を溜めて朝水洗用に利用。
翌日ホテルのフロントに聞いたら、「水をチョロチョロ出して置けば凍らないよ」と言われた。
それなら昨日それを言ってくれよ・・・
JICAのブータン派遣メンバー9名で昨日ブータン政府人事院へ表敬訪問。
後列左から2人目が私です。寒いので屋外ではコートジャケットが必要。
後方がタシチョ・ゾン。
この建物は人事院後方にあるタシチョ・ソンという国王のオフィスとお寺の総本山を兼ねた建物です。
周囲を圧倒する巨大な伝統建物です。
ブータンは国教が仏教で役所と寺院は一体の建物で運営されています。
この町ティンプーは高度2400mで空気が薄く、直射日光がきつい。
日焼け止めと息切れ対策が必要。
坂が多く、歩き回ると息切れがします。慣れると平気とのことだがまだ慣れるには時間がかかりそう。
JICAブータンで研修開始
今日からブータン事務所などで研修が開始されました。
政金調整員から手続きの説明の後、仁田所長がブータンの概要の説明、日本JICAとの関係、ボランティア個々人の役割の説明などをレクチャー。
非常にわかりやすい説明で個々人の役割まで詳細な説明を受け、皆が感銘を受けました。
その後、ブータン銀行へ行き銀行口座の開設方法や中央郵便局でEMSや郵便の手続きを聞き携帯やインターネットの支払い方法をブータンテレコムで説明を受ける。
中央郵便局のカウンター。日本と比べようのない暗さや雑然さ。
ブータン人の大半は男はキラ、女性はゴと呼ぶ服装をしている。
ブータンのお役人の正装はキラで、事務職はキラをを着て仕事をする。
従ってJICAのボランティアも9名中5名がキラとゴを作りましたが、私はまだキラを作るかは思案中。
キラは4000円から5000円で仕立て上がりが買えるので決して高い買い物ではないと思われます。
この写真は昼食で立ち寄った安ホテルのレストランのトイレで、水洗になっているが、タンクから水が出ない。
従って、使用後はプラスティックのバケツに入った水を汲んで流す仕組みで、立ち寄ったトイレは大半がこの方式。どんなq方法であれ水洗ができるだけでも好とすべき。
昼食後はブータンでの健康管理の説明を受け、日本にないマラリヤデング熱など感染症や水などの注意事項と医者のかかり方などのレクチャーを受ける。
因みに医療費は外人でも無料です。
その後就労ビザ取得のためティンプー総合病院に行き、健康診断を受け、それが終わったのが夜7時。
これで1日が終了。
ブータンの最初の日曜日
泊っているホテル・イヅインゲストハウスに先輩ボランティアが迎えに来てくれて市内買い物案内をしてもらいました。
この交差点は唯一お巡りさんが交通整理をしている交差点で、交通信号は今までどこにも見かけません。
市内の交通手段はタクシーが多く、スズキの軽自動車がタクシーに使われています。
ティンプー市内には国が建てた公共市場があり、300軒ほどのお店が野菜や果物を販売。
日本並みの鮮度品質は駄目でもティンプー市内の人の胃袋を満たしている活気あるマーケットです。
マーケットの2階にはブータン人の必需品の唐辛子を売っている店が多く、数kgの袋入りが売れています。
ブータンの食事には必ず唐辛子が入っているので辛さに慣れるには時間がかかりそう。
ここはティンプー市街の中心部で10万人都市と思えないほど人が出歩いています。
どの建物も写真で見られるように伝統的建物様式を維持しています。
統一感があってブータンらしい一面です。
ブータン到着と頭痛
早朝3:30にバンコックのホテルで起床。
4:30にホテルをチェックアウト。
5:30にDRUK AIR のカウンターでチェックインし、7:20発のバングラディッシュのダッカ経由で出発。
ダッカはもやがかかって景色は見れず。
ブータンと中国を別ける東ヒマラヤ山脈の7000mの山並みが雲海の上に飛び出していた。
ダッカ出発時より見えていた。
ダッカまではほぼ満席であったがダッカからは客が半分になり客席が自由になるので席を窓側に移動。
飛行場は管制塔がない有視界飛行。
誘導路がなく飛行機は着陸後、滑走路をUターンして写真のターミナルの前に停止。
ターミナルはブータン独特の建築様式で、飛行場らしくないユニークな建物。
パロから研修するティンプーに移動中、途中でガケ崩れで30分以上停車。
ガケが走行中にも崩れ落ちていて、ブータンでの移動は日本の何倍も時間がかかりそう。
ティンプー到着後、頭痛がしてきた。
現地駐在員に聞くと、高山病の症状とのこと。
なんせティンプーは2300mの高地だから慣れるより仕方ない。