私に与えたられた時間は約2時間半です。今回は一人なので博物館をガツンと見るプランにしました。
家からおにぎりとスープポットに熱々の残り物ののっぺい汁を持参して陽のあたるベンチで食べれば温かいし時間の節約になります。今日のひなたはポカポカで広々とした上野公園内はスカッとさわやかで気分も上がりました。
イヤホンガイドを借りました。ナレーションは2/24公開の映画空海の空海役の染谷将太さんと安倍仲麻呂役の阿部寛さんでした。映画空海は絶対観ようと思っています！仁和寺展で映画空海とタイアップしてるなんて思いもしませんでした。
仁和寺とは宇多天皇が完成させた真言密教の寺院です。宇多天皇は生前退位をされて仁和寺の宇多法皇となりました。過去にも天皇が生前退位をされているんですね。代々皇室や貴族が門跡（僧侶）を務めていた時代がある格の高いお寺です。
今回のイチオシは仁和寺へ行っても一般には非公開で見られない観音堂の中をそのまま仏像を運び再現している事です。
ここだけ写真可でした。左側と右側の写真を載せますね。
観音堂は解体修理中です。なので全て借りる事ができたのですね。そこだけ厳粛な雰囲気でとても素晴らしかったです。現地へ行っても見られない仏様が観られるなんて！国立博物館はやはりスゴイですね。
私がとても観たかったのは千手観世音菩薩です。千本の手が本当にある観音様は日本に3体しかないそうです。今回、いらっしゃるのは葛井寺の観音様です。そしてこの観音様の東京でのご開帳は江戸時代ぶりだそうです。観音さま、かなりなお久しぶりの東京はいかがでしょうか？ワクワクとしながら最後のコーナーへ。
アレアレ？観音様の写真が壁の様になっていました。そして2/14〜と！あーそーなのね。大きなショックを受けながら会場外のイートインコーナーでお茶をしました。
相席宜しいでしょうかと女性の方が座られました。私は悔しい気持ちを聞いてもらいたくてお話ししてみました。やはりその方も千手観世音菩薩にお会い出来ずがっかりされたとおっしゃっていました。特急できたそうです。折角の東京なので今日は夜まで楽しむ予定で東京ドームのテーブルウエアフェスティバルへ行くそうです。窯元販売があるらしくお皿を買って帰るそうです。ちょっとしたきっかけでほんの10分位でしたがお話できてとてもハッピーな気持ちになりました。お互いのリベンジ仁和寺を約束してお別れしました。遠いのにもう一度行かれるそうです。私も行きます。
仁和寺特別展のチケットでアラビアの道も入館できるそうです。今回、私は時間がないので行けませんでした。
