厚生労働行政推進調査事業費補助金慢性の痛み政策研究事業なる組織が監修して作り上げたガイドライン。 なんだかツッコミどころが満載です。

慢性疼痛の定義

国際疼痛学会(IASP)において「治療に要すると期待される時間の枠を超えて持続する痛み、あるいは進行性の非がん性疼痛に基づく痛み」となっています。

 

簡単に言えば「進行がん以外で普通はこれくらいで治るだろうと思える期間を過ぎても治らないもの」ですね。

 

治療目的

治療は「痛みの軽減が目標の1つであるが第一目標ではない」 「作用をできるだけ少なくしながら痛みの管理を行い、QOLやADLを向上させることが重要」 となっています。

うーん?実際の患者さんのニーズに合っているかどうか微妙な言い回しですね。 誰だって痛みはなくして欲しいと思うはずですが…。 このガイドラインを作った人は慢性疼痛はもう治らないと思っているのでしょうか?