県職員の役職と出世 | 元県職員アラフィフ主婦のセミリタイア

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⭐︎2024年3月末に27年間勤務した某県庁を早期勧奨退職しました

 

弊ブログにお越しいただきありがとうございますピンクハート

27年間勤めた某県庁を早期退職したアラフィフ主婦です

【ブログ主基本情報】
⚫︎団塊ジュニアかつ就職氷河期世代
⚫︎地方都市にて持ち家住まい
⚫︎平成9年4月1日 某県入庁
⚫︎令和6年3月31日 早期勧奨退職
⚫︎アラフォー婚、選択子なし

⚫︎ミニマリスト、物欲ほとんどなし

⚫︎辛口のお酒とスイーツが好物

⚫︎2023年4月“妻でも準富裕層”に到達

現在、夫は単身赴任中!(寂しい)

【参考記事】

公務員の役職や昇任スピードは、民間企業のそれと大きく違うと思います。

 

 

よく聞くのが、

県庁(出先機関含む)の係長は、民間企業でいうところの課長クラス、

 

同様に、

課長は、民間企業では部長相当、

部長は、役員相当

 

 

と、同じ職位でも、県庁と企業ではその責任の重さや業務範囲が異なっているんですね

 

 

 

ちなみに、私が勤めていた県での職位と年齢は、こんな感じ

※大学卒業程度、22歳で採用された場合の一般的なスピード

※()は技術職

 

主事(技師) 22〜28歳

主任(主任技師)29歳〜

主査(技術主査)35歳〜

 

主査級昇任のあたりから、個人差が大きくなり、技術職は事務職より遅れを取るようになります

 

34歳までに主査になった人は、後に出世コースに乗る可能性が高くなります

 

一方で、その後の昇任が望めず、役職定年まで主査のままの人もいます

 

 

係長(係長)43歳〜

係の総括担当として、各種調整・業務の進捗管理のほか、係員への指導・ケアを行います

15年ぐらい前から、業務量増と人員削減により、係長自身も事業を担当するケースが増えました

 

毎年行われるストレスチェックでは、係長・課長補佐級のストレス値が特に高いです

 

出世スピードの個人差はさらに大きくなり、

40代前半までに係長になった人は、その後の昇任も早いです

 

50歳過ぎてから係長になる人もいます

 

 

課長補佐(技術課長補佐)46歳〜

係長を3〜5年務めると補佐に昇任します

係長を兼任し、やっていることは係長と同じです

 

昇任の年齢にバラツキはありますが、60歳まで普通に勤めていれば、ほとんどの人が課長補佐までいけると感じています

 

 

グーグーグー

 

次からが管理職です

ポストが減ってくるので、就ける人も限られてきます

 

優秀な事務屋さんは、40代後半で管理職になります

 

技術職で50歳前に管理職になれた人は、もはやエラバレシ人材で尊いレベル!

幹部の座が約束されたも同然となります

 

 

◯◯監、室長、出先機関の課長、主幹

管理職になって初めて就く役職です

所属長の下で、与えられたミッションをこなします

 

数年前から女性登用の機運が高くなったので、管理職到達までの出世スピードは、

 

事務系女性>事務系男性>技術系女性>技術系男性

 

といった印象です(あくまでも主観)

 

 

主幹は、数年前にできた役職で、ほとんどが女性技術系職員です

係長を兼任し、やっていることは係長と同じです

 

あくまでも私見ですが、女性技術系職員の管理職登用のためにイヤイヤ作った役職ではないかとタラー

だから実務上は係長ということでタラー

 

 

本庁の課長、出先機関の所長、副所長

ここからが所属長クラスになります

所属のトップとして、様々な裁量を与えることが可能になります

出先機関では、専用の執務室が与えられます

 

ここまでくる人は、若い時から上司の覚えが良く、高い評価を受けて昇任スピードも早かった人ですね

 

 

次長、大きな出先機関の所長

いよいよ幹部クラスです

ここまでくると、周囲から下へも置かぬ扱いを受けます

次長は、部長の補佐や代わりを務め、とても責任の重い立場です

 

 

部長、さらに大きな出先機関の所長

会社でいうところのCSOとかそんなところでしょうか?

知事の御前会議のスタメンで、知事の思いや考え方を理解しているため、部長の言うことは知事の言うことでもあり、非常に重い立場にあります

 

部次長クラスの人にはホントに気を遣って疲れましたね

 

個人的には、親しみやすくて楽しい人がほとんどでしたが

 

 

笑い笑い

 

公務員という職業は、自己実現が非常に難しいと言われます

 

何かの企画を任され一生懸命やっても、上からの鶴の一声で全てひっくり返ってしまいます

だから先に上の意見を聞いておくのですが、その人の考えがガラッと変わったりするんですよ

 

県職員だから、県民のためになることがやりたいのに、上層部への忖度が強く働いた場合は、どっちを向いて仕事をしているのか、本当に虚しくなります

 

 

そんな中、県組織の中で上の方に上り詰めることこそが、県職員に残された数少ない自己実現方法なのかもしれません

 

 

とはいえ、与えられた業務を一生懸命こなすことで、喜びを得ている人も多いはず!

 

 

出世には上司からの評価が大きく影響します

上司から褒められるとそれはうれしいものです

 

 

でも私は、県民の方からある制度に関する問い合わせを電話でいただいて、それに対応したところ、

 

あなたの説明、とても丁寧でわかりやすかったよ

ありがとう

 

て言われたのが、うれしい思い出かな?

 

 

県民や業者さんに喜んでもらったり感謝されることがいちばんうれしかったかな

 

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました飛び出すハート