すっぽん小町

 


約3年前のことを書いています。

現在は経過観察中です。




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こちらの続きになります。


後日、言われた通りに大学病院の消化器外科と、

消化器内科でそれぞれの手術の方針などを聞きました。


まずは外科です。

ガイドラインに沿うならば、こちらの手術が第一選択です(普通なら選択などさせてもらえなさそうですが)。

直腸を患部の前後10センチずつほど切り取り(たぶん肛門側は10センチはありませんが)、

おそらく一時的な人工肛門になる。後で元の肛門に戻せると思う。やってみなければ何とも言えないが。


それから、転移しがちなリンパ節も一緒に切除。切除してから、病理検査で転移しているかどうかを調べる。調べる為に取らなければならない。


一一一という風に私には聞こえました。


素人の私としては、

オクトレオスキャンやPET-CT であれほど全身を調べて、何もないはずなのに(1センチ以下のものは写らないこともあるのは承知しています。そして、そもそも原発の腫瘍が4~5ミリなので…)リンパ節をたくさん取ってしまうというのは、自分の体なので、簡単に考えてはいけないと思いました。


ある意味この医師の言い方がよかったのかもしれません。

取らないと調べられないから取る、あくまで調べる為に、という風に聞こえました。


やはり、外科手術からはますます心が離れてしまいました。


チューリップチューリップチューリップ


次は内科です。

"ガイドラインからは逸れますが、患者さんの希望してる手術を検討いただけますか?"

というようなことが、書類上で伝達されていたようです。


消化器内科では、はじめは

あくまでESDに積極的という訳ではなく、希望するなら検討はできるという姿勢の医師の言葉でした。

「話は聞いています。

大腸カメラを改めて当院でやり、ポリープの跡を確認してから検討します。

希望する方法で治療できたとしても、その後転移が起きた場合には楽観はできないですね」


ここからが私には重要で、

↓↓

「…でもね、はじめのクリニックは、これがNET とわからずに普通に切ってしまったんじゃないの?

私たちなら、色を見れば何となくNETだとわかるから、普通のポリープより気をつけて深く切り取るようにするんだよね。

いや、クリニックを責める訳じゃないんだけどさ。

ガイドライン云々のものではないと思う。

それ以前の問題だよね」


と、思わず本音を言ってくれたようです。



もちろん大腸カメラで診てもらってから可否が決まるのですが、私はやはりESDでの治療を希望します。


それぞれの場合で進行具合にもよりますし、

考えは人それぞれですが、

私は、自分のこの状態(原発が4~5ミリ。かつ画像上で転移なし)で外科手術、人工肛門、リンパ節も切除というのはないと思いました。

リンパ節を取ったあとで、転移ありませんでした、良かったですね。と言われてもリンパ節は戻ってこないし、その後の後遺症が大変だということも想像しました。人工肛門もしかりです。


そもそも消化器内科の医師が言った通りで、

「ポリープを取りました。がんでした」

で済む話だったものを、

切除ミスで体のほうにがんを残してしまってる状態だったのでしょう。




前のクリニックと合わせて短期間に3回目の大腸カメラをすることになり…

ESDでの治療ができるかどうかは、それから決まります。




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