ここ数日はネトフリの「浅草キッド」にハマっています。
トート・タロット「スモールカード編」を作成していて息抜きという逃避。
「アテュ編」は脱毛症になるくらい大変だったけど、スモールカードもなかなか・・・。
観賞後、色々とググったりしました。
ビートたけしさんの修行時代、師匠と弟子のお話(以下、敬称略)
たけし役:柳楽優弥
師匠の深見千三郎役:大泉洋
監督:劇団ひとり
現在のたけしの声:松村邦洋
最初のシーンは「あれ、本物のたけしも特別出演しているんだ?」と思った。
後ろ姿なんてたけしそのもの。
柳楽優弥のたけし染み込み率が激ヤバです。
浅草にあったストリップ劇場「フランス座」の座付き芸人が師匠。
と思ったら、経営権も持っていた経営者。
ストリップの合間にコントをしていました。
昔の浅草は芸人の街。
特に六区は劇場が集まり、演芸やレビュー、映画など提供していました。
テレビのない時代の娯楽の中心。
六区は現在区画整理され、跡地はROX3になっています。
常盤座が閉館する直前に演劇を観に行ったことがあります。
ボロい劇場で座ったら動けないほど狭かったし、トイレも大変でした。
けど「ロッキーホラーショー」にはピッタリ。
その時を思い浮かべながら鑑賞しました。
フランス座を旅立った芸人は渥美清、萩本欽一、東八郎・・・最後がたけし。
「浅草の師匠は深見しかいない」という意味で「師匠」だったらしいです。
一つ前のブログ「山羊座の新月」でたけしの写真を載せたのも偶然。
そういえば、今は山羊座のシーズンですからね。
私はとてもツボりました。
昭和臭がプンプンする師弟関係、修行というもの。
今はどのように受け止められるのだろう?
たけしの芸風、たけしの持つ悲壮感の一部が少し理解出来ました。
たけしは師匠をリスペクトし、師匠はたけしのことを凄く可愛がっていた。
ただ、師匠は根っからの舞台芸人。
しかもコント芸人でした。
師匠の所に居たらテレビに出るチャンスがない。
お客様がストリップ目当てなので、芸を磨くチャンスもない。
結局、フランス座を辞めて、きよしと漫才の道に進みます。
入れ替わるように浅草が時代から取り残され、師匠もフランス座を手放して会社員になりました。
芸人や踊り子さん、作家さん。
仲間の殆どが夢破れていくのも見ていただろう。
不義理をしながら関係を続け、師匠の死の直前に二人で飲んでいたこと。
その人達の人生や想いを背負っているんだろうなぁ。
たけしは山羊座。
相方のきよしは私と同じ大晦日生まれでした!
かなりの衝撃。
ツービートって山羊座のコンビだったんですね。
意外だったのが、きよしがたけしを誘ったこと。
きよしも一時期フランス座にいました。
「これからはテレビの時代だ」とたけしを誘い、たけしは師匠への恩があって最初は断っていました。
きよしは外交的で営業センスがあり、仕事を取るのが上手かった。
たけしは内向的で人付き合いが苦手。
野心も才能はあるのに義理堅さが上回り、サクッと捨てることが出来ない。
きよしがいなけれなツービートは存在しなかった。
お互いに役割も知っている。
だからツービートは解散していないそうです。
私はリアルタイムで漫才ブームを見ていました。
横山やすしファンなのでブームにはイマイチ乗り切れなかった。
(やすし・きよしの高校野球は超絶面白いのでYouTubeで是非!)
どのコンビもボケ側が強烈で、ツッコミは立っているだけに見えました。
「この人必要あるのかな?」と思った。
きよし、ごめん。
お笑いビッグ3でタモリ、さんま、たけしが並べられますが、私には並列にする理由が分からん。
タモリは獅子座。
誰かに弟子入りしたことがありません。
赤塚不二夫との関係は有名ですが、これは赤塚不二夫がタモリの才能に惚れ込んで面倒をみていた。
ジャズの山下洋輔も惚れ込んだ一人。
昔のタモリはイグアナの形態模写とかしていて、それはそれはキモかった。
エガちゃんと同じように「寝たくない男」の常連でした。
さんまは蟹座。
弟子入りしたけど、彼女と駆け落ちして破門になっている。
そして、漫才ブームだったのにピンで売れた。
タモリとたけしは師匠から好かれた。
さんまは顔も良くて一般的に好かれた。
人気商売ですから「好かれる」って大事です。
現役バリバリの人が弟子を持つって難しいと思う。
特に芸人さんは「自分が一番面白い」と思いたいし、そうありたいだろう。
弟子の才能に惚れもするけど嫉妬もする。
師匠も無意識にたけしの出番を少なくしていたとか。
それを差し引いてもたけしの師匠は懐が広くて粋で立派な方でした。
芸ではなく芸人の生き方を教えてくれた人なんだろうな。
たけしは色々な意味で運が良かった。
私もタロットで少しだけ師弟関係のようなものを持ったことがあります。
私が弟子側です。
当時はタロット教室も少なく、ネットで先生を探して「教えて下さい!」と直談判しました。
自分で頼んだからには「弟子なんだ」と勝手に思っていました。
だから喜んでパシリもしたし、占い以外のお手伝いもしました。
可愛がって貰ったし、チャンスも頂きました。
でも、上手くいかずに破綻。
(詳しくは生徒さん限定のメールでお話します)
弟子側としても、教える側としても色々と思うことが多い映画でした。
そもそも「師弟」って山羊座っぽい。
上下関係は勿論山羊座、対極の蟹座のファミリー感も必要。
ヤクザと同じかもしれない。
たけし曰く「家族よりも心血を注いでくれた相手」だそうです。
他人を家族以上に面倒をみる。
並大抵のことではありません。
子供が可愛いから育てるように、師匠だって「可愛い」と思えなければ育てられない。
逆に弟子は「可愛い」と思わせないと育ててもらえない。
そして師匠の器ってあると思います。
心がケチな人は師匠にはなれない。
きっと弟子を利用してしまうから。
師弟関係は「芸(技術)」のペイフォワードですからケチには出来ない。
特別たけしファンではないけど、映画で描かれた若い頃のたけしは素直で可愛らしかったです。
どんなに成功してもたけしはコンプレックスの塊だと思われます。
今でも師匠の教えを守っているのかと思うと愛らしいとも感じました。
少し前にたけしも色々と整理したようですが、そろそろ重荷を下ろしたかったのでは?
山羊座は土星が守護星なので「時間」と「終わり」の意識が強い。
私も年々意識するようになってきた。
師匠と弟子。
弟子はリスペクトと感謝の気持ちを持ち続け、師匠は無償の愛を注ぎ続ける。
そのバランスも難しい。
「もうそろそろ引退だな。誰かに知識や技術を託したいな」と思った時、一人の弟子に全部伝える。
その弟子も同じように伝えていく。
その頃なら私も師匠になれるかな・・・
たけし軍団で飛び抜けて売れた人はいない印象です。
何だかんだ面倒見が良すぎちゃうのかもしれない。
山羊座の鉄壁の守りが逆に出てしまったのか。
「殿」と呼ばれていたので、弟子が超えるには存在感が大きすぎたのかも。
山羊座は師弟にピッタリなのに、師匠向きではない矛盾。
そもそも「下積み」とか「修行」というワード。
特定の人との濃い結びつき。
今の時代には合わないのかもしれませんが。
キャスティングも素晴らしかった。
劇団ひとりが映画を使って描いた、たけしへのラブレター。
ご本人・たけしの「浅草キッド」を観ての感想。
「感動したけど、やっぱりドラマだよな」ってことなので、もっともっと凄い世界だったんだろう。
舞台からテレビの時代に変わった頃にたけしが世に出た。
テレビからネット映画の時代に変わろうとしている頃に「浅草キッド」が出来た。
現在のところ「浅草キッド」は映画館でもテレビでも観ることが出来ない。
皮肉な感じもしますが、これも時代なんでしょう。
そうそう。
先日のエガちゃんねるで、エガちゃんが
「最初はたけしの弟子になりたかった」と話していました。
弟子になる前に大川興業で仕事が見つかり、大川興業に所属。
「たけしの弟子になっていたら、たけし軍団という泊が付いて、それで満足しちゃったと思う。大川興業は知名度が低くて頑張らなければならなかった。結果的に良かった」
やはり出会いと流れは大事。
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dandelion 美音