今日は京都市内から車で二時間ちょっとで行ける
福井県若狭町へ田植え体験に行ってきました。
ベジタリアン料理家のericoさんから、無農薬・無肥料・耕さない田んぼで
お米を作っておられる『ひびき家』
さんのことを聞いてからずっと気になっていた私。
田植え体験イベントがあると聞いて、行ってみることにしました。
耕さない田んぼなので、田んぼはこんなかんじ。
収穫した後の去年の稲がそのまま残っています。
7年前に不耕起栽培を始めた頃には固かった土も、
有機物が蓄積した栄養いっぱいの層ができたことで随分柔らかくなったんだとか。
自然の力ってすごいですね。
初めは長靴を履き、怖々田んぼへ足を踏み入れた夫と長男も
いつの間にやら裸足になっていました。
長男は全身泥んこになって田んぼに座り込んだり
カエルやおたまじゃくしを捕まえたり…大はしゃぎ!
そして次男はというと、泥んこが怖いのか
ちょっと足をつけた後はテントの下でずっと砂遊び。
同じ兄弟なのに、それぞれ個性があって面白い。
夫は黙々と田植え作業に熱中。
「人生観が変わった」と言うたはりました。
35歳にして生まれて初めての田植え体験。
「お米ってこうやってできるんやな~」って
しみじみと感じたそうです。
昨年は丸一日かかったという田植え作業。
今年は参加人数が多かったため、お昼前には田植え終了!!
全身泥んこになった長男、と~ってもいい笑顔を見せていました。
子どもの頃にこういう体験ができるって素敵だなぁ。
こんな素晴らしい機会を提供してくださる『ひびき家』さんに感謝です。
そしてお昼ご飯は『ひびき家』さんの奥様とお母様(?)
手作りの品々。
昨年この田んぼでとれたというお米をお釜で炊いてくださいました。
おかずもぬか漬けも梅干しも、どれもこれも体に染み渡る美味しさ。
子どもたち、梅干しをパクパク食べていました!
田んぼを眺めながらのお昼ご飯。
本当の贅沢ってこういうことなのかな。
『ひびき家』の保志さんは、田んぼに住むイモリやカエルのことを
「人」と呼んだはりました。
小さな生き物たちは、土に栄養を運び、
結果的に私たち人間に恵みを与えてくれる。
その自然の循環の輪に欠かせないかけがえのない命。
イモリをいっぱい捕まえて持って帰ろうとする子どもたちに、
保志さんは「んー、ひとりぐらいやったらいいけど
返してやってや」と話をしておられました。
おたまじゃくしやイモリ、カエルでいっぱいだった
子どもたちの水槽やバケツは、そのお話の後
全て空っぽになっていました。
子どもたちの弾けるような笑顔、
大人たちもみんないい顔してはりました。
やっぱり自然っていいなぁ。
きっと大変な苦労が伴うであろう自然農法でお米を育ててくださっている
『ひびき家』さん。本当に貴重な存在です。
頭が下がります…。
帰りは田んぼから車で10分もかからないところにある
海水浴場へ寄って帰りました。
シーズンオフの静かな海岸。
兄弟二人バシャバシャ派手に水遊び。
長男は水中にあるアオサみたいな海藻をひろっては
ムシャムシャ食べていました。
ぜひまた近々行ってみたい場所です。
今日は寄らなかったけど、
途中通過する朽木のサバ寿司や蕎麦も気になりました~。
秋には稲刈りイベントもあるようです。
8月出産予定の赤ちゃんが順調に育っていれば、参加したいと思っています。
とっても楽しみ。