Penny Dreadful(ナイトメア〜血塗られた秘密〜)を見た。
2014年から2016年まで放送されたダーク・ファンタジー・ホラー。

ペニー・ドレッドフル ~ナイトメア 血塗られた秘密~ シーズン2 DVD-BOX/ビリー・バイパー

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第14話:Glorious Horrors

ドリアンはアンジェリークと付き合っております。
アンジェリークは右側です。



綺麗よね。

でも、アンジェリークは女装した男性です。



Jonny Beauchampという俳優さんが演じております。

下記、ある日の二人の会話です。

アンジェリーク:How shall we spend our day? I've got to go home and change. Do you mind if I bring some clothes here?
今日何をする?私家に帰って着替えないと。私の洋服をここへ(ドリアンの家)持ってきて置いてもいい?

ドリアン:Not at all. Then some shopping perhaps? What do you favor, Burlington Arcade or Bond Street?
構わないよ。ショッピングへ行く? バーリントン・アーケイド、ボンド・ストリート?

アンジェリーク:That's awfully public.
ものすごく公共の場だわ。

ドリアン: Perhaps discretion. 
行動の自由とも言う。

アンジェリーク: Anathema. 許しがたいことよ。

ドリアン:In this house, we celebrate the unusual. We set the tune, and the world follows.
この家で、僕たちの特殊さを祝おう。僕らが正しい調律をすれば、世界はついてくるさ。

アンジェリーク:That's a reckless philosophy.
無茶な哲学だわ。

ドリアン:But exciting. The thrill of the forbidden? There's nothing to match that. In fact I'm going to throw a ball. Invite everyone who's anyone. Let them gape at our uniqueness.
刺激的だよ。禁断のスリル? それに値するものは何一つない。僕はダンスパーティーを開くよ。皆を招待する。僕たちの特異な関係を見せて驚かそう。


素敵。

人がどう思おうとも我が道をゆく。
意外とできそうでできないことです。

第15話:Little Scorpion

ヴァネッサは黒魔術を使い、ジェフリーを呪い殺してしまう。

そんなヴァネッサをイーサンは責めます。

First time is hard. I'm sure you cried a bit, didn't you? Don't worry, that'll pass. Second time is easier. Third time you don't blink. Then it's all just repetition. You don't cry anymore. You don't even remember when you used to cry. You're alive and they're dead. You'll never get your soul back. Not ever. Do you understand that? Welcome to the night, Vanessa.
最初は辛い。きっと泣きたい気持ちだろう。心配はいらない、すぐ慣れる。2回目はもっと簡単だ。3回めは瞬きさえしない。あとはただ繰り返すだけ。もう泣くことはない。昔泣いていたことも忘れているだろう。君は生きて、彼らは死ぬ。君の魂はもう戻らない。決して。その意味が分かるかい? 暗黒の世界へようこそ、バネッサ。


悪に手を染めるということはこういうことですね。
狼男のイーサンが言っているので、余計に重みがございます。

第16話:Memento Mori

タイトルの「Memento Mori」はラテン語で、「いつか必ず死ぬことを忘れるな」という意味です。
芸術作品のテーマでよく使用されます。

・・・悲しいですか?

こちらは永遠の命を持つ方からのお言葉:

Eternal life, eternal beauty.
Such shallow pursuits.
What value do they hold if we walk always alone?
I've been too much alone and this house is so cold.
永遠の命、永遠の美、
なんと浅はかな追求でしょう。
いつも一人で歩みことにどんな価値があるのか?
私はずっと孤独です、そしてこの家はとても寒い。


永遠の命もまた悲しい・・・。

第17話:And Hell Itself My Only Foe

ジョンがこのようなことを言う。

True evil is above all things, seductive.
When the devil knocks at your door, he doesn't have cloven hooves.
He is beautiful and offers you your heart's desire in whispered airs.
Like a siren beckoning you to her ruinous shore.
本物の悪魔はなによりも魅惑的だ。
悪魔があなたの家のドアをノックした場合、彼には悪魔のひづめはない。
彼は美しく、あなたの心からの望みをそよ風のように差し出す。
まるでサイレンがあなたを危険な入り江へ招きよせるように。


・・・これを分かっていながら、彼はラヴィニアの誘いにのり、地下に閉じ込められたしまう。

あ~あ、言っているそばから、大バカ野郎!!

第18話:And They Were Enemies

ミセス・プールはヴァネッサに幻覚を見せます。

そこには、白いドレスを着たヴァネッサが居る。
「ママ!」と彼女に駆け寄る二人の子供。
夫はイーサンである。
絵に描いたような幸せな家族の中心にヴァネッサは居る。
少し困惑しながらも、幸福感にひたるヴァネッサ。

そんな幻覚を見た彼女はミセス・プールに対して、

You're very cruel.
あなたはとても残酷ね。


と言うと、ミセス・プールはこう返す。

No, Vanessa.
This is kindness.
It's what you truly want, isn't it?
いいえ、ヴァネッサ。
優しさよ。
あなたはそれ(幸せな家庭)が望みでしょ?


・・・泣ける。

欲しくても手に入らないものを見せるのは、やっぱり優しさというより残酷ですよね。

しかも、彼女が白いドレスを着ているというのも悲しい。

いくつか前のエピソードで、

「あなたは白いドレスを着ないのですね?」

と博士から言われたときに、

「私の色じゃないの。」

と答えていたシーンを思い出します。

白には「無垢」の意味がありますからね。

そして、狼男のイーサンはヴァネッサに手紙を残し去っていきます。

In my most frightened and lonely moments, you were there.
And such light you brought to me.
But I am made for the dark.
This we both know.
I am fit for only one place, and should have been there long ago deep in the cold clay on a forgotten hill.
Your road may be difficult but mine is doomed.
So, we walk alone.
Written with love Ethan.
僕が一番恐れ孤独だった時、君はそこに居てくれた。
僕に光ももたらしてくれた。
けれど、僕は闇に生まれた。
お互いに分かっているはずだ。
僕は居るべき場所は1つしかない、ずっと昔から人気のない山の奥地に居るべきだったのだ。
君の行く道は険しいかもしれない、しかし僕の道は運命付けられている。
一人で歩むんだ。
イーサンより


悲しいお別れの手紙に、ヴァネッサも呟く。

So, we walk alone.
一人で歩むのね。



さあ、次はシーズン3です。