このところ、夕方キッチンで料理しながらきいてるTBSラジオ番組「荻上チキ Sessions」。
日々のニュースの裏にある真実に迫るべく、各分野の専門家を呼んだりしていてなかなか聞きごたえがあります。
ハイボールをひっかけながら、ふわっとした頭できくとちょうどいい感じ。
今日は、その番組から素敵な音楽が流れてきました。
TBS報道局の アキバ キヨハル(←秌場聖治 難しい字!!) という報道マンによるDJコーナーで紹介された曲です。
気に入った順に
1)People Watching
England出身のサム・フェンダーというアーティストによるイギリス労働者階級の閉塞感を歌った歌。
ストーリーの中心は2023年に亡くなった、フェンダーの友人で母のような存在であったアニー・オーウェン、だそうです。
歌詞和訳(People Watching - Sam Fender / サム・フェンダー 和訳 | radictionaryより)
家に帰る途中、僕は人々を見る
希望のきらめきに嫉妬しながら
孤独感から少し離れて
エゴから少し解放される
昔は自分が無敵だと思っていた
夢見る価値のある世界はあるんだと思っていた
ガスワークス・スタジオに戻り、歌を叫ぶ
若いという美しさだけが、僕の傷んだ心を鎮められた
ああ、思い出すと暗くなる
ああ、僕の心は、思い出すと暗くなる
家に帰る途中、僕は人々を見る
みんなランニングマシーンの上で、走っている
広告看板の下、暑さを逃れて
今夜、誰かの恋人が路上に立つ
ああ、僕は走ることを止められない
町全体が崩れ落ちていくところが見える
家に帰る途中、僕は人々を見る
7年ぶりに家に帰った
すっかり目を覚まし、彼女の涙の跡を追う
看護師から事情を聞き出して
僕は彼女に約束した、この施設から連れ出してあげると
崩壊しつつあったこの場所
人手不足、冷酷な手で支配され
可哀想な看護師は一晩中働かされていた
そして若さという美しさは、傷ついた僕の心から消えていた
しかし誰かを愛していれば、つらくはなかった
君がこの世を去るまで、僕は一日中そばにいた、それが愛だから
家に帰る途中、僕は人々を見る
みんなランニングマシーンの上で、走っている
広告看板の下、暑さを逃れて
今夜、誰かの恋人が路上に立つ
ああ、僕は走ることを止められない
町全体が崩れ落ちていくところが見える
家に帰る途中、僕は人々を見る
雨に濡れた、追悼の庭の上
カモメが君のイニシャルを空に刻んだ
ああ、この不自由な島と時代の混乱を、僕は恐れている
そして死ぬまで、君を心の中に抱き続ける
家に帰る途中、僕は人々を見る
みんなランニングマシーンの上で、走っている
広告看板の下、暑さを逃れて
今夜、誰かの恋人が路上に立つ
ああ、僕は走ることを止められない
町全体が崩れ落ちていくところが見える
家に帰る途中、僕は人々を見る
2)リル ワタン(国のために)
レバノンのマシュルーレイラというアーティストによる曲。
いつミサイルが飛んできてもおかしくない、ままならない国情。お説教はわかったから今は踊りましょう、という内容。
3)Piece for Illia
亡き坂本龍一さんがウクライナのバイオリニスト イリアさんにおくった曲だそうです。
DJアキバの選曲、報道の最前線の人ならではですね。