母、とうとう老人ホームへ③ ~認知症の診断~ | ☆ Pingtung Archives ☆

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60代おばちゃんの徒然です。映画やドラマ、本、受験(過去)、犬、金融・経済、持病のIgGMGUSそして台湾とテーマは支離滅裂です。ブログのきっかけは戦前の台湾生まれ(湾生)の母の故郷、台湾・屏東(Pingtung)訪問記です。♬マークは音楽付き。

老人ホーム入所の審査が通るとすぐに、そのホームの経営母体である病院の受診を勧められました。

 

これを機に、今までのかかりつけ医から卒業できる・・・

 

そう思いましたが、当の母がなんて言うのか内心ドキドキ。

 

まさか老人ホームから今までのクリニックに通院するなんて言わないよね・・

 

こちらの心配をよそに、母はあっさりと

 

もうここに往診してくださる先生にお願いする

 

と宣いました。

 

あ~よかった。素直だな~ニコニコ

 

新しいドクターを受診する時、こっそりと長年の懸案だった認知症の検査も入れてもらいました。

 

妄想の症状が出てはや15年。

この頃は相当ひどいのですが、今までのドクターに(母には内緒で)相談しても 検査は実施せず、それなのに認知症の薬出しときましょうか? と来る。えっ? そんなのあり???

 

もうそこいらへんから不信感の塊だったのですよね。母には言えないけれど。

 

で、晴れて脳のCTとハセガワ式という認知症のテストを受けました。

 

終わって診察室に戻った母、嬉々として言いました。

 

先生、全部答えられました!

 

すごいね~

 

そしてレントゲンの写真見ながら、

 

(強打した)胸も骨折してない。脳も大丈夫だね。

 

とニコニコ。

 

母は嬉しそうに言います。

 

さっきね、試験受けてるときも言われました。全部できる人はそういないって・・・

 

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後ほど、私だけ呼ばれて戻った診察室で告げられたのは、やはり 認知症  との診断。

 

本人の申告で全問できた、というハセガワ式は結局、30問中18問正解。

20問以下は認知症とのこと。(←意外と軽い?)

CTの所見については詳しいことはわかりません。

 

ついでに言われました。

お母さん、明るいですね~。なかなかないタイプです・・・

 

はぁ・・・「私はボケてない妄想」がひどいのです・・・

 

母の場合、妄想が中心で、特にひどいのは物盗られ妄想。

 

お気に入りの洋服、アクセサリー、お金、銀行カード、通帳が頻繁に「なくなる」ので、今や通帳やカードは妹が管理しています。

それでも、通販の支払いや買い物に必要なお金を渡しておくと、自分でいろんなところに隠しては 「なくなった」と大騒ぎ。

水を6時間出しっぱなし・・・なども増えていたし。

 

まあ、限界ではありました。

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母が老人ホームに入所してから、介護用品屋さんがレンタルしてたものを引き取りに来た時の事。

介護用ベッドの下から封筒が二つ。

中にはおカネが入ってましたあせるあせる 一生懸命考えた末の隠し場所だったのでしょうニヤリ

謎の金額。なんのお金だったんだろう・・・

介護用品屋さんは、よくあります・・・とフォローしつつも苦笑。

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母の認知症は、いくつか回った介護施設の人たちによると、「アルツハイマー型」ではなく「レビー型」なのではないかと言われています。

認知症も「型」がちがうと薬も違うのでしょうか?

そもそも、もはや投薬が意味を成すステージなのかどうかも怪しいです。

 

おわり