連続ドラマW『華麗なる一族』 | ☆ Pingtung Archives ☆

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もとは(湾生の母にまつわる)戦前の台湾・屏東(Pingtung)や引揚げ、さらに2016年の屏東訪問の記録。今は思い付きの日記で、映画やドラマ、本、受験、犬、金融・経済、持病のIgGMGUSそして台湾とテーマは支離滅裂です。♬マークは音楽付き。

WOWOW開局30周年で2021年に公開されたドラマです。

Netflixで配信中で、数日かけて12話いっきに観ました。

 

「陽が傾き、潮が満ちはじめると、志摩半島の英虞湾に華麗な黄昏が訪れる」

こんな冒頭文で始まる山崎豊子の同名の小説の何度目かの映像化です。(わたくしは初めて観ました)

 

<ストーリー>(連続ドラマW 華麗なる一族 | ドラマ | Wより)

高度経済成長期の日本。預金高10位にランクされる阪神銀行のオーナー頭取、万俵大介(中井貴一)は、銀行のほかにも多くの事業を手掛ける万俵コンツェルンの総帥だった。大介は長女・一子(美村里江)の夫である大蔵省のエリート官僚の美馬(要潤)から、都市銀行再編の動きを聞きつけ、生き残りを目指して大手銀行を吸収合併しようと画策する。
その一方で、万俵家には、大介の妻・寧子(麻生祐未)と、阪神銀行と同じく万俵コンツェルンを支える柱の一つである阪神特殊製鋼の専務取締役の長男・鉄平(向井理)、阪神銀行に勤める次男・銀平(藤ヶ谷太輔)、次女・二子(松本穂香)、三女・三子(福本莉子)のほかに、長く同居する大介の愛人・相子(内田有紀)の存在があった。家庭内で大きな力を持ち、万俵家の閨閥づくりを推し進める相子の存在を鉄平たちは疎ましく思っていた。さらに鉄平は、悲願としていた高炉建設の融資をめぐって大介と対立し、2人は確執を深めていく。

 

や~面白かった。

ストーリーが壮大で、経済小説としての迫力も相まって、万俵家が実在の一族であるような錯覚さえ覚えます。

それに超一流のキャスト、脚本、製作陣などが加わり、観るものを飽きさせません。

 

みどころは、絢爛豪華なThe昭和のディテール。

ロケに使われた、今や文化財としてしか見ることのできない建築物やその内部の設え。出演者の服装、調度品など、昭和人としては見どころ満載でした。

 

 

冒頭のお正月のシーン(志摩観光ホテル・・・かどうかはわかりません)

万俵家の舞台(ロケ地は六華苑)

六華苑は、二代諸戸清六の邸宅として大正2年(1913年)に完成しました。本苑には、鹿鳴館の設計で有名なイギリス人建築家ジョサイア・コンドル設計による4層の塔屋をもつ木造2階建て天然スレート葺きの洋館、和館や蔵、池泉回遊式庭園などがあります。和洋の様式が調和した明治・大正期を代表する貴重な文化財です。

主人公万俵大作と愛人の相子(正妻と愛人が同居する万俵家で)

画像はお借りしました。

 

ドラマ鑑賞中、ずっとひっかかっていました。

中井貴一演ずる万俵大作が、だれかに似てる・・・

で、思い出しました。

10年くらい前に亡くなった叔父!

 

なにしろThe昭和ですから、ああゆうメガネかけてて、七三で、スラっとしてて顔立ちも似てる。

そう言えば、伯父の息子さん(わたくしのいとこ)は俳優さんです。(中井貴一じゃありませんよ!)

 

ひととき、雲一つないThe昭和に浸りました。