もう、詰んじゃったのかな。
(日本経済新聞より 日銀・植田和男総裁会見 政策修正時期「決め打ちは到底できない」 - 日本経済新聞 (nikkei.com))
物価の番人(=通貨の番人)であるはずの中央銀行。
その中央銀行総裁は、記者会見で為替の水準について質問が出ると
「金融市場の特定の水準についてのコメントは差し控えたい」とか
外国では平然と「It's not my jurisdiction」(私の管轄外)とまで言い切る
ま、言えないんだろうな~(日本は法律の上でも為替は中央銀行の管轄外)
うっかり何か言葉にした途端、あげ足とられて市場(ヘッジファンド)から集中砲火を浴びて即死、となるかもしれない。
サーカスの綱は細く、とても高い所にある。
でもでも
金融緩和を加速させながら、為替市場における介入だけはやるよ
という奇妙な金融政策がどこまで通用するのか。
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いまアメリカで、10,000円で買えるものは おにぎり2個とペットボトルの水8本
だそうです。
こうなると、日本は桃源郷。
1万円あれば、町の食堂やチェーン店で家族4人でおいしい食事ができます。
水道水がそのまま飲めて、全国津々浦々どこへ行っても清潔なトイレが完備していて、電気やガスもくまなく配備。
そして犯罪も少ない。
円のゆくえ次第では、こんな桃源郷の暮らしも今のうちです。
清潔なトイレも消え、総じて人相の悪い国民になります。
円の暴落が止まるとしたら、アメリカで(商業用不動産発の)金融不安でも勃発するときでしょうか。
(毎日新聞より ワシントン一等地でテナントゼロ アメリカに広がる利上げの副作用 | 毎日新聞 (mainichi.jp))
そうなったら、植田日銀にとっては 一種の神風 。
ひと息つけるかもしれません。