「特別支給の老齢厚生年金」の支給開始が近づいてきて、企業年金連合会から 大切なお知らせ というのが届きました。
開けてみるとそれは、これまでに加入していた企業年金の確認書類。
その内容を確認しようと、直近の「ねんきん定期便」などの書類を見て、そこに記された年金額の数字にそこはかとない違和感を覚えました。
あれ?「特別支給の老齢厚生年金」の額、増えた?
念のためにその前の年の「ねんきん定期便」を見ると・・・案の定、(去年の数字から)8割増!
えっ!? 嬉しいけど・・・なんで?
意味が分からないので、検索しました。
『特別支給の老齢厚生年金 報酬比例部分 増えた』 などのワードで検索すると、ぽつぽつ記事が出てきました。
その記事によると「企業年金のある会社に勤めていた女性が、結婚などで退職して3号のステータスになっていた期間があると、会社員時代に徴収されていた報酬比例部分の年金額はこれまで「ねんきん定期便」に反映されていなかった」のを、このたび反映させることとした・・・とのこと。(←うそだろ! とひとり突っ込みました)
その記事によると、「いずれにしても年金支給時には正しい金額が支給される手はずになっている」とある。
冗談も休み休み言ってくれ!!!
そんな説明で納得すると思ってるのか!!!
少ない年金額を刷り込まれたコクミンは、それが自分の受け取る金額だと思い込んでうっかり請求漏れしちゃうことだってあるじゃん!!!
思えば、年金制度を見る目が猜疑心の塊になったのは去年の4月。
年金の算定基準となる標準賞与から徴収された「特別保険料」が、知らぬ間に「基金」に寄付されてた件を知った時から。
今度は、どこかから年金が降ってわいたようなポジティブサプライズ。
だからと言って見過ごすには大きい数字。
言われるがままに年金制度に加入し、コツコツと積み立てた国民をバカにしてませんか?
猜疑心の塊となった目で企業年金連合会の 大切なお知らせ を見ると、加入期間の記載に漏れがありそうなことも発見。
同じ会社・同じ業務でも、当局の規制の変化に応じて業態が銀行だったり証券だったり、目まぐるしく移籍を繰り返していた頃の記録が消えています。これからお問合せしなくては・・・
「ねんきん定期便」と企業年金連合会からの 大切なお知らせ はじっくり(できれば時系列で)確認することをお勧めします。