ブロ友さんの紹介で手に取りました。
著者は大ヒットドラマの脚本家、中園ミホさんです。
プロの占い師でもある中園さんの占いは、四柱推命をベースに、気学と数気学を加えた手法。
四柱推命は12年をひとつの周期としてみます。
「胎生」
「童幼」
「縁起」
「衰勢」
「極楽」
「餓鬼」
「回帰」
「天恵」
「老熟」
「逢魔」
「空亡」
「未明」
という順番で12個の運気が季節のように巡っています。
四柱推命の12個の運気のなかで最も運気が良いとされている時期を「福寿縁」(「縁起」、「極楽」、「天恵」)、最も運気が低迷する時期を「空亡」(「逢魔」と「空亡」・・・いわゆる天中殺)と呼びます。
運気が流れているということは、運がいい人もいなければ、運が悪い人もいないし、運が悪いことばかりがずっと続くこともないのです。
強運をつかむためにやることは、自分の運気の流れを上記の12個の運気で確かめた上で、下記12か条を実行すること。
1)運気の波に乗る
2)占いを信じる(信じたほうが得)
3)複数の占いを使いこなす
4)空亡期を正しく過ごす
5)運命は変えられる
6)金運はお金持ちからもらう
7)運が悪い人には近づかない
8)相性を信じるのはやめる
9)スピリチュアルなパワーを上手に使う
10)運気に深呼吸をさせる
11)占いで長期プランを立てる
12)占いを使って夢をかなえる
成功する人というのは、誰にも平等に訪れる運気というものを、全部逃さずに波に乗り切った人ということなのでしょう。
人生も第3コーナーまわったかもしれない局面でなんですが、この運気の波を自分の過去について検証してみました。
すると・・・規模は小さいなりに意外と当たってるのですよ、これが。
20代半ばで転職して大きく舵を切ったのは「極楽」の年で、今思えばこの転職は悪くなかったと思います。
その後も「極楽」の年は、仕事が想像以上にうまく行ったり、子育て上いいことがあったりしてはっきりと記憶している年です。
一方で、父母と私の年周りを検証してみると、
39才で亡くなった父の、その年の運気はなんと「極楽」。一方で母は「未明」、子供の私は「縁起」でした。
「極楽」・・・運気は最高潮の「福寿縁」の時期。あなた何をしようともスムーズに進み、目的を達成して評価も得られるでしょう
「未明」・・・長く続いた凶運期が終わり、明るい兆しが見え始めます・・・
「縁起」・・・「福寿縁」にあたる幸運な時期。これからの方針・運気方針を決める重要な時期・・・
父、母、私にとっての上記の運気を言葉にすると、
父は最高潮の運気で天寿を全うし、最愛の伴侶を失ったのに(それが凶運のピーク?)母の凶運期は終わり、子供の私は(父の悲運を横目に)新しい人生のプランを立てる大事な時期だった。
となります。
母はこのあと凶運期よりさらに大変な時期に突入したと思いますが、運気的には凶運期が終わった、ことになります。
そんなアホな・・・これがほんとなら、運命の非情に言葉を失います。
家族とは、こんな風に互いの運命に影響しあって(あるいはしあわないで)いるのかもしれません。
占い、面白いです。