全部が国語化した共通テスト | ☆ Pingtung Archives ☆

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60代おばちゃんの徒然です。映画やドラマ、本、受験(過去)、犬、金融・経済、持病のIgGMGUSそして台湾とテーマは支離滅裂です。ブログのきっかけは戦前の台湾生まれ(湾生)の母の故郷、台湾・屏東(Pingtung)訪問記です。♬マークは音楽付き。

理系科目を中心に6科目で過去最低の平均点を記録した今年の共通テスト。

 

大学入学共通テスト、6科目で平均点過去最低 理数系難化傾向(毎日新聞) - Yahoo!ニュース

 

大学入試改革で、記述式問題の導入に失敗した文科省が考えに考え抜いた、マークシート方式でも思考力・判断力・表現力を測れる問題が今年のような問題ということなのだろうか?

 

娘によると、数学は国語かと思うぐらい問題文が長かったり、鬼のような計算量を速く正確にやり遂げないと答えにたどり着けない、しかも問題文が紙面を占領していて計算する場所がない(裏面もなし!)・・・という惨状。

センター試験や共通テストの数学は満点でしょ、という一部成績上位層でも満点は少なかったらしい。

 

理系科目の2日目は、まず数ⅠAの衝撃でメンタル崩壊の受験生が続出。

次の数ⅡBや他の科目まで後を引いた結果、上記のような史上最低の合計点をたたき出した、と言われている。

 

国語と見間違える数学の問題は例えば↓

 

(画像はお借りしました)

 

ちなみにアメリカの共通テストといわれるSATの数学の問題文はせいぜい↓

英語だから長く見えるけど日本語にしたらこの3/5ぐらいの長さ。

Times Higher Education の上位校の共通テストはこんなもんです。

 

思考力・判断力・表現力を測るためだろうか、ほとんどの科目が国語化して、一見何の科目かわからない。

思考力というより間違いさがしとか情報処理能力を測る感じ。

こんな問題で受験生を翻弄しておいて、作問した文科省や大学の先生は、マークシートという制約の中で良問を作ったとでも思っているのだろうか?作問チームのメンバーに、この内容と量に異議を唱える人がいないことこそが今のニッポンの病理のように思える。

来年以降もこの方向性なら、なんだか切ない汗汗汗

 

 

・・・と、ヒトゴトのようにぶつぶつ言ってるけど、厳しい結果を前にわが家も方向性を決めなければならない。

 

どんどん出てくる予備校のリサーチやボーダーの数字を目にしながらも、なぜか娘はブレない。

私立も含めて全部だめだったら浪人する気でいるようだ。

ならば母もおつきあいしましょう、心の準備をして。

 

大学入試センター