根幹治療、その後 | ☆ Pingtung Archives ☆

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もとは(湾生の母にまつわる)戦前の台湾・屏東(Pingtung)や引揚げ、さらに2016年の屏東訪問の記録。今は思い付きの日記で、映画やドラマ、本、受験、犬、金融・経済、持病のIgGMGUSそして台湾とテーマは支離滅裂です。♬マークは音楽付き。

今年3月に始めた奥歯(第二大臼歯?)の治療のその後のご報告です。(つまらないのでご興味なければスルーしてください)

これまでの経緯は↓のブログで

 

根幹治療専門医って・・・ | 台湾 屏東 アーカイブス ☆ Pingtung Archives ☆ (ameblo.jp)

 

根幹治療専門医に診てもらった | 台湾 屏東 アーカイブス ☆ Pingtung Archives ☆ (ameblo.jp)

 

 

結論から言うと、根幹先生(仮称=根幹治療専門医)の手でめでたく私の奥歯は救済された。

治療は初診を入れて計3回(当初より一回減った)。一回の治療時間は1時間~1時間半。

根幹先生の治療は患者目線には一見シンプルでテンポよく進む。ストレスもない。しかし実は治療の前の準備がぬかりない。CTの画像をいろんな角度から解析して、マイクロスコープの映像と合わせて攻めるべき場所を特定する。そして削るときは力ではなく機械の性能(超音波?だったかな・・・忘れました)で削る。結果、あんなに難航した根幹治療がわずか3回で終わってしまった・・・

根幹先生が治療の最後に呟いた言葉が印象に残る。

 

根幹の内側は象牙質で、象牙質に着いた汚れは(たとえそれが治療の途中で充填した物質でも)基本削らないととれない。従って根幹治療は止め時が肝心です。

 

往々にして、私のケースのような場合、根幹がなかなかすっきりしない(つまり痛みが出る)ので開けては掃除、開けては掃除を繰り返し、どんどん象牙質を削り、取り返しのつかないところまで行ってしまう。そうすると根幹の先端の穴が広がっちゃってばい菌の入りやすい根幹になるらしい。

私の歯は、歯そのものも削られて薄くなっていて、更に根幹も結構削られ抜歯寸前。かなり綱渡りの救済劇だった模様。

 

このマイクロスコープを使う「根幹治療」は、マイクロスコープを使うから「保険外」なのだそう。どして?と突っ込みたくなる不思議な保険行政。

これなしだとおそらく「手さぐり」だと思うのだけれど、日本中にあまたある歯医者さんは「手さぐり」で根幹治療をしているわけだ。

ある意味すごい職人芸!

マイクロスコープ以外に特筆すべきは、初体験のラバーダム(rubber dam)という防湿シート。

これで治療部分以外の口の中を覆うことにより、口の中(主に唾液)に生息するばい菌が治療部分に入り込むのを防げるらしい。

これをするとしないでは根幹治療の成功率に差が出る、とのこと。

 

ラバーダム

(画像はお借りしました)


 

根幹先生は「根幹」以外いっさい手を付けないので、根幹治療終了と共に紹介してくださった幡ヶ谷先生(仮称=知り合いの歯科医)のところに戻り、今は被せものを仮着けした状態。

ずっと続いていた左首すじのこり(痛み)も消えた。

3月から続いた歯の治療にようやく終わりが見えた。


 

3月からかかった治療費は約33万円。ずいぶん高くついた歯の救済劇。

最初の歯医者さんに薦められて奮発した保険外の被せものは無駄になったので二回目の今は保険の被せものをしているニヤリ

年齢や今の歯の状態を考えると、今回救済した歯もいずれは割れる時が来る。(←と言われた)

そうなったら抜歯。

 

その日まで、せいぜい自分の歯で噛む感触を楽しんでもとをとろう!

 

無駄になった被せもの笑い泣き笑い泣き笑い泣き