ここへきて、娘(高3)の受験日程をあれこれシミュレートしている。
国立の前期、後期あわせていくつかの出願パターンを想定し、二次試験用のフライトやホテルの確保もした。
えっ、もう?
と思われるかもしれない。
わたくしも、娘の模試の(素晴らしすぎる)成績にくぎ付けになり、来年の2月や3月のフライトやホテルなど眼中になかった。
これに気づいたのは、読み漁ったアメブロの受験体験記などのおかげ。
自宅を離れて受験する場合、今頃に予約を入れて、受験校を最終決定した共通テスト後に不要になったフライトやホテルをキャンセルというのがどうやら定石のようなのである。
数々のありがたい受験ブログで日々学習させていただいた賜物です。
おかげで先払いの旅行代金がクレジットカードにどんどんチャージされて行く・・・
今のところ予約に困るというほどではないけれど、そう大きくない地方の路線だと、来年3月のフライトの座席指定が残り5席ぐらいだったりしてびっくり。
ひょっとしてあの学校の後期狙いが多いってことかな・・・などと想像を掻き立てる。
しかし便利な時代。
こちらの都合でワンクリックするだけで新幹線も飛行機もホテルもおさえられる。
そして過保護なわが家は現地に母が付き添う・・・
娘に、(たしか先生の引率付きで)いくつかの大学の受験者が団体で受験に出かけた母の受験時の話をしたら
「わっ、いいなあ~。修学旅行みたい」
と目を丸くして羨ましがられ、「昔は大変だったね」という反応を想定していた母は拍子抜け。思えばコロナで修学旅行すら行けなかった娘たち。受験でも何でもいいからそういうことしたいのね・・・
去年の夏、その宿(東京 本郷の鳳明館)がけんさんぽさんのブログでl紹介されていてびっくりした。
当時も決して新しくはなかったその宿が健在で、まだ営業してると知ってものすごく興奮した。
外観(わたくしが泊ったのは森川別館)
アプローチ
玄関
洗面所(水が冷たかった・・・)
客室(こんな部屋に4-5人で泊ったかな・・・)
お風呂(その名も 千鳥風呂!)
試験前日、南国から空路到着した御一行様を待っていたのは雪。
本郷通り沿いの歩道は雪でぐちゃぐちゃだったのを覚えている。
それなのにわたくし、修学旅行気分もあってか、数人の友人と本郷通り沿いにあった不二家(だったと思うのだけれど・・・)のパーラーに入り、あろうことかパフェを平らげる。
雪の日のパフェで相当体が冷えたけれど、宿に帰ってもそう暖かくはない。
不運は続く。
夕飯が終わり翌日の準備をしていると、近くに住む先輩がみかん箱(←なんて素朴な差し入れ)を抱えて激励に来てくれた。
パフェのことも忘れてありがたくそのみかんをいただく。
そしてお腹に異変を感じたのは就寝時刻も近い頃。
翌朝、ちょっと熱っぽいなと感じたけれど(原因が原因だけに)先生に相談する気にもなれずそのまま試験会場へ。(←コロナ禍なら通報されますね)
熱のせいか妙に頭が冴えて、いつもより調子いいぐらいだったのを覚えている。
本郷界隈とはそれっきり縁がなかったけれど、けんさんぽさんのブログで「鳳明館 森川別館」を思い出し、昔の受験のドタバタがまるで昨日のことのように蘇ったのだった。
「鳳明館 森川別館」は国の登録有形文化財の指定を受けているらしい・・・
そのうち泊りか食事に行こう
と思っていたのに、(検索すると)この6月から「休業」されてるそうです。
コロナのせいです。
どうか恙なく営業再開されますように。