クマオ(仮称 スコッチテリア♂)はモテない。
本人(犬)は、犬も人間も大好きで出会う犬、人すべてにいちいちふれあいを求めて近づこうとする。
でもだいたい、相手の犬が「ウーっ」と唸っておしまい。
しょうがなく相手の飼い主が「ごめんね、クマオちゃん」と可愛がってくださる・・・
クマオは愛情に飢えた子供みたいにしっぽを振って歓喜
この繰り返し。
なんでだろー。
そう思っていたら、友人が聞き捨てならないことを言う。
クマオは毛が黒くてボサボサで、目がどこにあるかわからないから他の犬に警戒されるんだと。
そんな
たしかに、スコッチテリアの目はボサボサの毛の中に埋まっている。
雨の日のクマオ ライトがあれば目の位置がわかる
だからって・・・そのせいでお友達ができないなんて。
可哀そうなクマオ
九十九里にて
犬の世界も厳しいな
せめて、近所にスコッティがいればなあ(・・・って犬は自分の姿見えてるわけじゃない?)。そう思う今日この頃。
すると、立て続けに3回、クマオを見るなり駆け寄ってくるおばさまに遭遇した。
その1
「うちにもいたのスコッティ、2匹。でも12才と14才で死んじゃったわ」
その2
「うちにもいたのよ。10年ぐらい前に死んだんだけど。近所に白い子もいてね、ブラック アンド ホワイトなんていわれてたのよー」
その3
「あたし飼ってたのよ、スコッティ。牛乳とかささみとかついついあげちゃって太っちゃってね、でも20年生きたわ」
それぞれのおばさまはひとりごとのように言い放ちながらしゃがみこみ、クマオをこれでもかと撫で上げる。
しっぽふりふりでますますのぼせあがるクマオ・・・
感動のご対面を見守りながら、そんなにいたスコッティ人口が減ったのはなぜ? と気になる。
飼い犬にも流行りがあるのかな。
今はラブラドールやゴールデンリトリーバーとプードルの掛け合わせが流行っているらしい。
そのうちに通りすがりの外人さんにも言われた。
「この犬、日本であまりみかけない。プレジデント・ブッシュの犬ね。名前はバーニー」
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「バーニー」をぐぐってみた。ご存命期間は2000年から2013年。
Barney Bushも目がどこにあるのかわからない。
Barney(Wikipediaより)
記者会見?
ブッシュ大統領、若い!
ブッシュ氏は在任中、キャンプデービッドに招いたプーチン氏に飼い犬「バーニー」を紹介したが、「ワールドリーダーの飼い犬としては小さすぎる」と批判されたそうだ。
その後ロシアを訪問した際にプーチン氏から愛犬「コニ」を見せられ、「バーニーより大きく、強く、速く、意地悪」と自慢されたという。
コニ(wikipediaより)
今のアメリカとロシアにそんな冗談を言い合える空気はもうないですね。