こども園の園長先生と面談をしました。

面談でいちばん時間を割いたのはこちらのお話でした。

 ④保育所等訪問支援


今月初めに保育所等訪問支援がありました。


※息子が通っている個別療育の事業所で、保育所等訪問支援の契約をしています。療育の先生が定期的にこども園を訪問し、情報交換や情報提供をして、病気を持つ息子がこども園でより過ごしやすくなるようを話し合いしてもらっています。


この面談の前の週に療育事業所に行き、今回の訪問支援の報告を聞きに行きました。

訪問支援自体はとても満足しているし、感謝もしていますおねがいキラキラ


ただ、私の見えないところで話されていることが、報告で聞く全てではないと思うし、私の想いが正しく伝わっているのかも分かりません。


医療的な部分や日常生活の中での息子の様子は、私がいちばんよく知っているので、担当の相談員さんから

「お母さんも話し合いの場に加わり、情報共有した方がいい。」

と提案されました。

前回は声を掛けていただいたのですが、園での息子の姿を見る勇気が無く、お断りしてしまいましたショボーン


でも、私もこども園の先生と直接お話する機会をたまには設けた方がいいなと思ったのが、今回面談をお願いしたいちばんの理由でした。


この日、面談で話したのは、ほぼこちらのブログに書いた内容↓


訪問支援に来られた療育の先生に

「おかあさんが病んでいる、みたいな話をこども園の先生がしたことはありませんか?」

と私が聞いたことを伝えると、園長先生は少し笑っていました。

でも、どちらかと言うと療育の先生が何も知らなかったことに少し驚いている様子でした。


私はもう少し具体的に話しました。


個別の療育では、できないことを少しでもできるように「発達を伸ばす」ことを目標としているけれど、こども園では「できない中でどうやって楽しく過ごすか」ということを大事にしたいと思い、訪問支援をお願いしました。

それでも、こども園の生活の中で、息子が私の想像以上に成長しているニコニコ


成長は喜ばしいし、息子の成長をこども園でも療育でも、先生方が喜んでくれているのが伝わるので、とても嬉しい。


でも、心臓のことでいずれは運動制限が始まるので、本当はゆっくりな成長でいいと思っている。

体の成長もだけど、気持ちの面でもゆっくり成長して、病気のこととか、自分の体のこととかが「みんなとちがう?」と思う時期が1日でも遅く来たらいいなと思っている…。

だから、単純に成長を喜べない気持ちがある。


でも、先生方に「成長を喜ばないで」と言うのはおかしいし、今制限のほとんど無い中で、今しか経験できないことも大事だと思っている。

担任の先生は毎年替わるから、先のことを考えるより、今の息子の姿を見てもらいたいと思っている。

昨年はなるべく自分の気持ちを正直な話すようにしてきたけれど、先の心配のために今やりたい気持ちを抑えることは難しいなと感じたし、担任の先生も困ると感じた。


だから、去年の後半くらいからなるべく自分の気持ち(先のことを考えて、今の活動に積極的に参加させたくない気持ち)を抑えて、前向きに参加を考えているキラキラ


私が自分の気持ちや希望を言わないことで、本当に園生活が丸く収まっていると言うか、トラブルが無いと言うか、とにかく落ち着いているし、息子も楽しそうルンルン


こんなに円滑に穏やかな園生活が送れるんだぁラブラブラブ

と思いました。


でも、園長先生には私の気持ちはお見通しだよね。


「でもそれだと…おかあさんの気持ちは…?」


私は

「ずっと自分の気持ちは誰にも言えません。私はずっと前から同じことで悩んだり迷ったりしていますが、話さないことでこんなに問題無く園生活が送れるんだと驚いていて、息子も楽しそうだし、担任の先生も困っていないと思います。」

と答えました。


園長先生は

「それでも、おかあさんの気持ちがしんどくなるんじゃない?」

と言いました。


私は

「…。そうです。ずっとしんどいです。でも、迷う気持ちを話してもしんどいです。言っても言わなくてもしんどいなら、言わない方が周りの人を巻き込まずに済むし、時間が経つのを待つしかないと思います。言ったらしんどい思いがすごく強くなります。言わなければ、大きくしんどくはなりません…でも、ずっと低空飛行みたいな感じが長く続きます。」

と答えました。


園長先生は、私が心の内を明かす場所が無く、溜め込んでしんどくなるタイプだと知っているので、何か言いたげな顔でした。

それでも、私が自分の意見を曲げないタイプだと分かっているので、それ以上は何も言いませんでした。


私がいつも同じことでウジウジと悩んでいることに、園長先生はイラッとした雰囲気を見せることもあるけれど、この日は「そっかぁ」という困った顔で、でも私に理解を示してくれた表情でした。


私の考え方や態度は間違っているかもしれない。

それでも、園長先生は否定する言葉は無く、全て受け止めてくれる姿勢に、私はとても救われました。


療育の先生は、私の気持ちはとりあえず置いておいて、療育としてできる息子の支援は動きのバリエーションを増やすことで「疲れない体づくり」「日常生活でできることを増やす」に力を入れつつ、体を動かすこと以外の楽しみを活動に取り入れていきたい、との話でした。


今後の訪問支援も、方向性が変わってくる可能性があるので、ここまで園長先生にお伝えしました。


訪問支援に関する内容はこのくらいですが、この話題と関連して、担当のタナカ先生についてもいろいろと話しました。


続きます。