永井紗耶子さんの「木挽町のあだ討ち」を読みました
直木賞受賞作品
江戸時代後期の江戸のまち、木挽町(こびきちょう)芝居小屋の裏で起こった仇討ち。
若侍の菊之助が父親の仇の博徒を見事に斬り、血まみれになって首級をあげて仇討ちを果たす。2年後、語り草となったその仇討ちについてに聞いて回る侍がいた。
木挽町芝居小屋の裏で起こった仇討ちの顛末と真相がいま明らかになる。
江戸時代の芝居小屋や様々な人達の暮らしが仇討ちの真相を明らかにする中で生き生きと表現されている。1章1章語り部が変わり、小気味よく心地良いテンポで江戸時代とミステリーの謎解きを体感できる。