長崎市の由緒ある2つの寺院にイチョウを見に行きました。最初は光永寺で、瓦にその名が記されています。
この寺は幕末に蘭学を学ぶために来崎した福沢諭吉(今までの1万円札に載っている人物)が下宿したことで有名です。
その境内には樹齢450年以上の大銀杏が立っており、多くの人が訪れ、12月14日にはNBC放送でテレビ中継されていました。
1614年に建立された由緒あるお寺で、長崎県で最初の県議会がここで開かれました。
中島川の川沿いで眼鏡橋から徒歩数分の所にあり、イチョウの木は遠くからでも良く目立ちます。この山門は御朱印地様式だそうで立派です。
次に向かったのが長崎街道沿いにある長崎市矢上町の教宗寺。ここは1607年に開山され、オランダ商館医のシーボルトが江戸参府時に昼食を摂った事で有名です。
シーボルト一行は1826年2月15日の朝に長崎の出島を出立して、ここで昼食を摂って1日目は諫早市の安勝寺に泊まっています。その後、旅を続け55日かけて江戸に到着しています。
大きな銀杏の木が2本立っていました。そして振り返ると、その向こうには矢上普賢岳と行仙岳が見えました。
普賢岳と行仙岳の山肌の所々には紅葉した木々が見えました。
最後は光永寺の近くの長崎市民会館横の銀杏並木通りですが、新築なった立派な市役所が景色に加わりました。
3年前、市役所はまだ建設半ばでしたが、銀杏並木の様子は今年とほぼ同じです。
由緒ある2つのお寺と新しい風景が加わった銀杏並木通りを訪ねましが、いずれの木も数年前と変わりませんでした。建物は火災や老朽化や移転により変化するけど、銀杏は長くその様子をそこにとどめている様です。これらの銀杏もいつかは朽ちるでしょうが、しばらくは我々の目を楽しませてくれるものと思います。











