長崎の桜はほぼ散ってしまいましたが、その前に撮っていた文教公園と長崎清水寺の桜を紹介します。
長崎清水寺には花見塚(芭蕉句碑)があり「しばらくは花の上なる月夜かな」という松尾芭蕉の俳句が刻まれています。
そこで芭蕉の句と同じ情景が得られる日時と場所を探していると、3月21日に我が回縁隊本部近くの文教公園で、この様な写真を撮ることができました。
長崎のソメイヨシノの開花宣言が3月26日でしたので、それより5日前の文教公園の啓翁桜と月の様子です。啓翁桜は早咲きで、切り花でもお馴染みの花弁が小さい桜です。
まさに「しばらくは花の上なる月夜かな」でした。
次に本家本元の清水寺のソメイヨシノはどうなっているかを見るために満開宣言の出る2日前の3月31日に訪れました。清水寺の石垣下の聖天堂横にある枝垂れ桜は満開でした。
階段を登って行くと、途中に原爆と関係のある嘉代子桜があり、ほぼ満開に近い状態でした。
そして本堂に登って行くと、奥に見えてきました一本桜です。写真の右が本堂、左が清水の舞台です。
100年以上前の古い写真にも写っており、100歳以上だそうです。
満開少し前だったし、100歳を超えているので勢いがない様にも感じましたが、その幹の太さは立派でした。右に見えるのは大師堂。
私の後にここを訪れたアメブロ仲間のmatch-33さんの4月3日の「match-33のブログ」では、もっと華やかな写真が挙げられていました。私は少し早かったのですね。
桜の前でお宮参りの記念撮影が行われていました。
左が花見塚(芭蕉句碑)で、正面が桜の木。今年は俳句の様な情景はここでは見れそうもありませんでしたので、やはり文教公園での桜と月の共演を撮影していて良かったと思いました。
最後に清水寺の隣には八坂神社があり(京都を思わせます)、そこにも一本桜があり朱色の鳥居とのコントラストが綺麗でした。
冬に清水寺を訪れた時に、「桜の季節にぜひ来て下さい」と言われていたので訪れました。満開には少し早かったけど、立派な100年桜を初めて見る事ができました。また、ここに建つ花見塚(芭蕉句碑)の「しばらくは花の上なる月夜かな」が気になって、この句に合うような写真が撮れる場所を探し、近くの文教公園で撮ることができました。