雲仙仁田峠のミヤマキリシマ | 長崎回縁隊のブログ

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ご縁が回って、全国の方々と知り合えればと思います。
そして、少しでも一隊化できる場所があれば最高ぜよ。

久し振りに仁田峠のミヤマキリシマを見に行きました。早朝に行ったので循環道路はスイスイ通れましたが見頃は少しだけ過ぎていました。

 

長崎を出発して橘湾沿いに進んで千々岩海水浴場の傍を通り、小浜温泉から仁田峠を目指しました。山の向こうが島原市で、更に向こうには有明海です。

 

昼間に行くと1時間から2時間の渋滞に巻き込まれるので、朝早く起きて行きました。循環道路入り口に10台余りが止まっていましたが、20分待って7時55分に通行開始となりました。

 

途中、第二仁田峠展望所で止まりました。右側にある島原市とその先の有明海が雲に覆われ、左側の平成新山まで雲が伸びていました。

 

33年前の平成の大噴火により生じた平成新山。最近、調査隊が頂上の溶岩ドームの崩落の危険性などについて調査する為に登っていました。

 

渋滞は全く無く8時過ぎには駐車場に着きました。駐車場では車が1台おきに規則正しく余裕を持って並んでおり、まるで品評会か何かの様でした。もちろんこの中の1台は私の車です。

 

駐車場から見上げると、雲仙ロープウェイの仁田峠駅があり、先の方には普賢岳と平成新山が見え、手前にミヤマキリシマが咲いています。

 

妙見岳(1、333m)頂上付近にはロープウェイ妙見岳駅があり、山肌にはミヤマキリシマが綺麗に咲いています。

手前に咲いているのはピンク色のミヤマキリシマです。この名前は現在NHKの朝の連ドラ「らんまん」の主人公、牧野富太郎が命名したそうです。

ミヤマキリシマは九州の高山に分布していますが、長崎県では雲仙ツツジとして県花になっています。

ピンク色、赤色、紫色、薄紅色の他、白色の花もあるそうです。

 

ここは日本最初の国立公園の中にあります。ちなみに日本最初の国立公園は雲仙の他、瀬戸内海とミヤマキリシマが命名された霧島の3か所でした。

 

朝早かったせいか妙見岳駅まで行くロープウェイに乗る人はさほど多くありませんでした。

 

その代わり歩いて妙見岳に登る登山家やハイカーが多く見られました。斜面のミヤマキリシマを見ながら、妙見岳から普賢岳、国見岳などのコースへ向かわれるのでしょう。

 

ロープウェイ乗り場から見て西の方には朝から通ってきた長崎・諫早の陸地と、その横に広がっていた橘湾が見渡せました。そして、橘湾の上には多くの雲の塊が浮かんでいました。

久しぶりに雲仙仁田峠のミヤマキリシマを見ました。仁田峠の満開の時期からは少し過ぎていましたが、それでも十分きれいでした。今、話題の牧野富太郎の命名と聞き驚きました。霧島に新婚旅行に行った時に見つけたとの事ですが、ドラマの中の人物像から考えると、あり得るような気がします。「深い山に咲くツツジ」という意味だそうですが、霧島と一緒に最初の国立公園になった雲仙の景色にも良く合うと思います。