2020/6/6:


先輩釣り師のぎりっちょ氏をリバーガイドに、内大臣川支流の西内谷にて、初の緑川水系探索は続く。谷間には、鋭い鹿の鳴き声が時折こだまする🦌
西内谷は沢登りでも有名なだけに、渓相、水質、高低差ある地形、いずれにおいても素敵である💕


最初は心配された水量も、上流域ではかくのごとく良好だ。瀬も淵も充分にあり、滝も大小あって遡行は楽しいゾ☝️
本流やダム上で大物狙うドキドキ感も確かに良いが、結果が出ないとやはり寂しい...が、沢釣りは登山に似ていて、別世界的な環境に身を置くだけで充分に心が満たされるのがスバラシ〜、涼しい〜、気持ちいい〜😊

こんな沢が九州山地各所に豊富にある事を思えば、山地面積からすると広大とは言い難い九州と言えど、やはり奥は深いんだねぇ🙂


さて、釣果に関してはどうなのかと言えば...実はこの日は先行者がいた事も影響してか、意外になかなかコレに出会えなかったのだが、ようやく出ました❗️
本日最大、9寸イワナ👍良型と言えるイワナを釣ったのはコレが人生初。噂通りにニョロニョロしてて、写真を撮るのはエノハより難しい💦

定説としては、元来九州にイワナはいないとされており...残念ながらコレも、過去の密放流に由来する。釣果は既に10年以上前まで遡る様で、今なお繁殖中である...😓

当然喜ばしい状況では無いのだが...ただ、これはもう釣り人の好奇心...私もちょっとイワナを釣ってみたかった事は、正直に告白しておかねばなるまい🙇‍♂️


ただ、この日のイワナの釣果は2匹のみで、むしろヤマメの方が明らかに多く、噂ほどイワナだらけって感じはしなかったナ😗

でもコレが釣れしまったのには、やっぱりちょっと面食らってしまった。サバ模様のイワナとヤマメのハイブリッド個体💧
コレを見てしまうと、さすがに緑川エノハの未来をちょっと心配してしまうよねぇ。いずれにしても、これが私が確認してきた西内谷でのイワナ現況である☝️


先行者が上流左股を取った為、必然的に我々は本谷である右股を行く。初の緑川探索にして、しょっぱなから既に結構な源流域まで来てしまった感がある😅
さほど落差ない小滝であれば、先を見たさに何ちゃってクライミングにもトライしてしまうもんですよね。


折角なので、ぎりっちょ氏未踏の流域まで突き進んで来たが、やがて釣り人達はこのゴルジュ帯の滝までにて遡行能力の限界を迎える😵
写真では判り難いが、奥は落差8m程度の2段滝になっており、釣り人風情では直登突破はかなり難しそうであった。

これは、やはり釣りブログの縁にて知り合った熟練釣り師G氏より譲り受けた、絶版で今や貴重な『九州の沢と源流』(吉川満 著)。
この本によると、この滝はシャワークライムにて越えるとサラッと書いてあるが、うーん、やっぱり釣り人風情には難易度が高い、と思う💦源頭まで、まだまだ先は長いんだけどねぇ。

ちなみに滝壺では、イワナではなく...やはり全身緑がかったチビエノハ。小滝2つ越えたこの場所にチビがいるという事は...
この滝上にも、まだまだエノハがいる可能性大いにアリって事で...緑川エノハの永き繁栄を願いつつ、当然のリリースだね。イワナに負けない様に頑張れよ〜😊


谷深い場所での沢釣り、脱渓となれば、川を降って戻るのはできる限り避けたいのが釣り人の常☝️
当然、心臓破りの急斜面を登って林道を目指す事となる。年は二回り近く上なのに、ぎりっちょ氏の足取りはワタクシなどより遥かに軽快だ😆


無事に車まで戻って雑談休憩をした後は、いずれも谷深い本流筋の広河原や東内谷付近をちょいと下見しつつ帰路へ。

ぎりっちょ氏、内大臣林道の悪路を再び普通車にて疾走する💦私は再びパンクを心配する😗
椎葉村へと続く椎矢峠方面へも行ける所まで行ってはみたが、しかし悪路もここまで荒れてくると、さすがに走行は無理...💧

そして、Uターンして引き返す途中...車後部が石にゴンっ❗️(°_°;)/

「ま〜、クルマは座れて走ればそれで充分ですから〜」と、ぎりっちょ氏は飽くまで事もなげ😅

何事も無かった様に再び車をガンガン走らせて、走らせて、走らせて〜...無事、内大臣林道から脱出❗️いやー、良かった良かった〜😊






と思わせてから、間もなくに...









パンクした...(p_-)
幸いスペアタイヤ付きであったので、ぎりっちょ氏の知人に電話でアドバイスを受けながら、二人でタイヤ交換し、事なきを得たのであった😅

車に乗せて頂き、リバーガイドして頂いた結果のパンクに、私としては、いやもう、申し訳ないやら何やらで...💦

「いや〜、でも林道出てから携帯の通じる所まで保って、これはむしろラッキーでしたよ。昔は良くタイヤ交換してましたが、最近はパンクも全くなくて、むしろ久しぶりの良い経験ですよ〜」と、ぎりっちょ氏はどこまでもポジティブである☝️

この御仁、心暖かき感性だけでなく、同時に鉄の心臓をお持ちであると、この日深く感じ入った次第(笑)改めて、ぎりっちょ氏の暖かきリバーガイドに感謝である😊🙇‍♂️


帰路、かつては東洋一のアーチ橋として賑わったという内大臣橋より緑川本流を望む。流れる水は緑川の名前通り澄んだエメラルドグリーン💕
この橋が、渓流探索では未だ出会えていないブッポウソウの営巣地と知ったのは、やはり釣りブログの縁にて知り合ったキビタキ氏の昔の記事を読んでの事😳今後は出会えるチャンスが増えるかな?


思えば、前々回がキビタキ氏と、前回がG氏と、今回がぎりっちょ氏との釣行で、3回連続で他者との釣行なんて私には珍しい事で...

「緑」と「縁」がどうにも似ているせいか、緑川と書く度に、これまでの釣り人を繋ぐ不思議な縁を深く感じ入った...これが私の緑川水系初探索の釣行記😊


(緑川水系の遊漁券「年券2500円」は甲佐町の中山釣具店にて購入☝️)


















PS:折角なので、参考としてぎりっちょ氏、キビタキ氏の内大臣川釣行記事もぜひどうぞ👍