ロードバイクを待ちながら -207ページ目

「80時間世界一周」近兼拓史

2冊目

「80時間世界一周」
”格安航空券乗りまくり悶絶ルポ”
近兼拓史




これはわかりやすい企画です。上のカバーに書いてあるとおりです。 LCCを乗り継いで 茨城ー>上海ー>モスクワー>デュッセルドルフー>チューリッヒー>NYー>LAー>羽田 というルートでそれぞれの都市で数時間入国して町まで行って観光もする、というのを80時間で。

春秋航空、エアロフロート、エアベルリン、アメリカンを乗り継いでいくのですが、最安値チケットを出発間際に買うので、ネットを駆使してきわどい乗り継ぎのチケットをそれぞれ買うのです。

あちこちの入国管理で、数時間しか滞在しない怪しい人物としてマークされてしまいます。

とてもこんなことは出来ないですが、春秋航空で上海観光ぐらいならいってもいいかも。


「仁義なき日本沈没」 春日太一

今日は大雨で家にいるので、最近読んだ新書の感想を3本。

一冊目
「仁義なく日本沈没」 春日太一
”東宝 vs 東映の戦後サバイバル”



これは戦後から1970年代までに 東宝と東映の歴史の本です。

どっちかというと東映側に力が入ってますね。昔のいわゆる「東映時代劇」 (スターが出てきて、キンキラキンのセットで白塗りのお侍さんがでてくるやつ)から、黒澤映画、そしてヤクザ映画にいく流れ。

東宝のほうは、戦争モノや特撮モノ。

そして最後にタイトルの「仁義なき戦い」vs「日本沈没」になるのです。

いまから思うと東映の映画のほうが今でもみたいですねえ。「日本沈没」ってどんな映画だったかよく覚えてない。

この本は映画というよりも、それぞれの会社がどういうことになっていたか、ということが中心で面白かったです。昔は月に2本づつ作ってたんですね。ロジャー・コーマンみたいだ。



映画「コーマン帝国」

今日は会社にいったのですが、飲みにいくはずの友達がどたキャンだったので、今週中に見ようとおもった映画を見に 夜 大森へ。

「コーマン帝国」という映画を今週のしかも夜一回だけ「キネカ大森」でやっているのです。懐かしいなあ、キネカ大森。 80年代によくいったものです。よくまだ残っていたものです。


http://corman-movie.com/ 

この映画はB級映画の帝王として知られているロジャー・コーマンの映画人生を作品や本人、関係者のインタビューとともに振り返る、という真面目な映画なのです。

まず、下記のIMDBの彼のページをご覧ください。

http://www.imdb.com/name/nm0000339/ 

Producerとして 401本が記録されてます。 ほとんどすべてがSF,ホラー、バイオレンス、エロ、スピードなどが主体のB級ものです。 もう80歳ぐらいなのですが、いまでも

 
Attack of the 50ft Cheerleader  とか
 Piranhaconda  とか

タイトルを聞くだけで内容がわかってしまう脱力映画を元気一杯につくっているようなのです。

ロジャー・コーマンは永遠にB級だけを作り続けるのですが、弟子に著名なスター、監督が多数いて、「コーマン映画大学」などと呼ばれています。

この映画にも、ジャック・ニコルソン、マーチン・スコセッシ、デビッド・キャラダイン、ウィリアム・シャトナー、ピーター・フォンダなどがインタビューでコーマン映画での経験などについて語っています。

とにかく低予算 (25万ドル以下)で、2日で一本撮影とか、それでもちゃんと掴みのシーンは入っている、という映画ばっかりで、しかも全部儲かっているらしいのです。(そうでないと400本も映画作らせてもらえないですよね。)

さすがに80年代に JAWSと STARWARSのお陰でホラーやSFが大作映画になってしまってから落ち込んでいたようなのですが、いまも元気に「ディノシャーク」という、北極の氷に閉じ込められていた古代の巨大サメがメキシコの海水浴場で観光客を襲う、みたいな映画を作っているのです。(ジュラシックパークとJAWSをいまさらパクるんですか。)

私はこの人の映画では「バニシング in TURBO」(Grand Theft Auto) というロン・ハワード主演・監督の車が走り回るだけの映画を昔みて好きでした。

白黒時代には「金星人襲来」という変なイカ・カニみたいなほとんど動かない金星人がでてくるやつとか、もう歴史的なB級SF映画ばっかで、テレビ東京が平日の昼間にでもやればいいのに、と思います。

なぜかこの Deepな映画はどこでも話題になってなくて、私がたまたまネットの映画案内の一番下のほうにあったのを発見したのでした。 皆さん、今週中の夜に大森にいくと見れますよ。