松阪・熊野 自転車旅(2) 松阪牛! 熊野・新宮観光編 | ロードバイクを待ちながら

松阪・熊野 自転車旅(2) 松阪牛! 熊野・新宮観光編

2/1は松阪周辺で自転車にのり、2/2午前中は松阪市内で所用。

 


用事が終わって、おそい昼食にしようと。松阪牛といえば「和田金」みたいなビルが建ってる高級店でしか食べられないと思っていたらグルメ関係者の皆さんからお手軽な店があると教えていただき行ってみました。

 

 

 

「一升びん」です。市内に数軒店がある有名店のようです。金曜の午後2時ごろという半端な時間でもやっている「本店」にタクシーで来てみました。(実は駅から歩ける距離だったのですが。)



 

これは松阪牛ホルモン。これ以外にロースとかもいただきました。美味しい!でもさすがお値段はそれなりに高い。(普通の安い焼肉屋の倍ぐらい。)

さて、松阪のミッションはクリアしたので、自転車を持ってJR東海紀勢本線を南に向かいます。各駅停車に3時間ぐらい乗って「熊野市駅」到着。この区間、JR東海は「仕方なく走らせてる」感強いです。新宮まで「特急くろしお」を大阪から走らせてるJR西日本との差が大きい。

 

 

熊野市駅前はもう夜でした。

 

 

駅に一番近い宿にとりあえず荷物と自転車を置いて食事に。

 

 

駅前に2軒しかない居酒屋の一つ「あお」さんにお邪魔しました。ガラス張りで新しい感じです。

 

 

魚のにら醤油あえ。

 

 

土瓶蒸し。などを美味しくいただきました。店内にはジャズがかかり若い兄ちゃんふたりが頑張ってました。人気店のようです。

 

 

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さて翌日 2/3, この日は特に決まった予定はなかったのですが、まず歩いて「熊野古道 松本峠」というところに行ってみます。このお土産もの屋さんはまだ開いてなかったです。

 

 

駅から10分ぐらい歩くと町はずれに熊野古道入り口がありました。入り口からしばらくはコンクリートの階段とかであまり「古道」じゃないのですが。

 

 

中間に車が入れる集落があり、そこから先が「古道」っぽくなります。

 

 

こんな感じで登っていきます。

 

 

峠近くです。いかにも江戸時代の石段の感じです。

 

 

松本峠到着!ここから「鬼が城」方面に降りる道があるはずなのですが、現在閉鎖中といいうことで、反対側に降ります。

 

 

行けなかった「鬼が城」城跡の説明。ちょっと残念。

 

 

やや新しめの石段を反対側に下っていきます。

 

 

さらに現代的な石段を下りると国道42号に出ます。

 

 

何気なくとった国道42号の交差点。翌朝ここで道を間違えることをこの時はまだ知らない。

 

 

「鬼が城」遊歩道入り口です。わかりやすい。

 

 

奇岩怪石断崖絶壁をたどる遊歩道の入り口です。景色も最高。

 

 

 

ここで足元にまつわりついてギャーギャーなく野良猫が現れました。朝ごはん欲しかったのかなあ。歩きだしたときに足を踏んでしまってゴメン。



 

逆光でジャンプしてみた。
 

 

こんな穴や、

 

 

こんな洞窟や、

 

 

こんな「屋根」が続く遊歩道で半島を一周します。ここは3段階ぐらいに分かれて岩盤が海から隆起していてそれぞれの岩盤が海の波で浸食された地形だそうです。かなり大規模で他では見たことがないです。

 





鬼が城をでて熊野市の街に戻ります。この街は海岸沿いの道路のほうが店とか多い感じです。

 

 

歩いたコースはこれ。6キロちょっと。2時間半。松本峠は標高150メートルしかないのでお散歩がてら行けます。

 

 

 

宿に戻って自転車を組み立てます。

 

 

海岸沿いに南下して最初の観光スポット「獅子岩」につきました。

 

 

なんとなく湘南を思い出す海沿いの国道42号の景色です。

 

 

次は「花の窟神社」ここはイザナミノミコトをまつった「日本最古」の神社だそうです。

 

 

 

神殿などはなくこの巨岩そのものをお祀りしてあります。どうもずっと「イザナミノミコト」の「墓」として信仰されていたのを明治になって「神社」としたらしいです。

 

巨岩の上から注連縄が掛けられています。

 

 

神社っぽい参道はあるのですが。鳥居の前は「道の駅」になっています。

 

 

ちょっと疲れたのでお十時。

 

 

ランチはさらにちょっと南にいった、このイタリアンへ。グルメのY姉御に教えていただいたお店です。「有井」という町の住宅街の中のわかりにくい場所にあって知らないと絶対いけない感じの場所でした。

 

 

 

 

 

ランチメニューなのに沢山種類があって悩みます。店名にもなっているアフリカ料理の「クスクス」にしました。

 

 

まず前菜セット!

 

 

この黄色いのがクスクスだと思います。フランスとかで食べたことある「クスクス」は細かく砕いたものを煮たものだったのですが、これは粒のままのようです。チキンとパクチーが乗っていて、なんとこれにスパイスカレーをかけるインターナショナル料理!

 

 

追加でプリンのデザートまで頼んでしまいました。堅めのプリンにジェラートとクリーム添え。

 

美味しかったなあ。近くにあったら通いたいお店です。

 

 

さて、国道をさらに南に。巨大な道の駅七里御浜で休憩。この道の駅はスーパーがあるショッピングモールになっている。

 

 

この辺は1年中いろんな種類のミカンが採れるそうです。ホットみかんジュース。このあたりは江戸時代は紀伊の国だったのに、明治維新のどさくさに三重県に「割譲」されてしまった地域。地名に「紀」の字が入ってるところが多い。三重県の正式名称ではこの地域は「東紀伊地方」だそうです。

 

 

 

この辺はどこでもみかんは一袋200円で買える。

 

 

 

もう少し南にいくとまたミカン売ってる道の駅「ウミガメの浜」があった。

 

 

 

中にミニ水族館があってウミガメが居た。

 

 

さらに南下して新宮市到着。熊野川をわたります。

 

 

ここに来たら「熊野速玉大社」はいかないとね。以前一回来たことがあります。
 

 

 


 

 

なぜか節分なのにどんど焼きみたいなことをやっていました。薪を買って火をつけてもらって穴に投げ込みます。

 

 

 

新宮駅でサイクリング終了。自転車を片付けます。ディスクブレーキ車の輪行作業、だいぶ慣れてきました。15分でできるようになりました。

 

 

珍しく紀勢本線(東海区間)の特急に乗れた。一駅区間だけど。もう一台、後輪を外さない輪行の人がいた。(これは本当はJRのルール違反。長すぎて置けないことが多い。)

熊野市駅にまた戻ってきました。それにしても熊野川も熊野大社(三つもあるのに)もない熊野市というのは無理がないですかね。

 

 

前夜行った「あお」は満席だったのでお隣のいかにも地元の人専用みたいな感じの「おふくろの味居酒屋」へ。

 

おでんに焼酎です。

 

 

締めはなぜかシーフードグラタン。地元の金のネックレスした兄ちゃんがお店のママさんに「あんた最近ちゃんと仕事してる?」とか怒られる感じのお店でした。これはこれでまた良いのです。

 

この日の走行コース。ほぼ国道42号を行く27キロ、完全平坦コースでした。

 

 

 

 

 

 

最初はこの丸山千枚田、瀞峡まで行って熊野川沿いに新宮に出るガッツリコースも考えたのですが、次の日もガッツリ乗るし、熊野市もゆっくり見たかったのでお気楽コースに変更。こっちは夏に瀞峡で船遊びとかしつつ行きたいですね。

 

実は、紀伊半島は和歌山側から何回も自転車乗りに行って、新宮までは大阪から自転車の軌跡でつながっていたのです。完全一周を描くためには新宮から三重県側までつながないといけないので、今回、熊野市から大阪までつながりました。残りは熊野市と松阪の間なのですが、中途半端にあちこち残っていて繋ぎにいくのが大変そう。