大阪市内から法隆寺まで大和川サイクリング | ロードバイクを待ちながら

大阪市内から法隆寺まで大和川サイクリング

去年の5月に、大和川の奈良県内部分を源流まで行ってみる、というのをやってみたのですが、1/18に、反対に下流の大阪府の大和川沿いに法隆寺まで行ってみました。

 


 

スタートは大阪メトロ四つ橋線終点の「住之江公園駅」です。早起きして、神戸からここまで自走してもよかったのですが、大阪市内は走りにくいし、早朝は寒いし、で、珍しく地下鉄で輪行。 道の向かい側は競艇場です。

大和川は河口は南港の埋立地なのですが、そっちのほうはいつか大阪埋立地巡りでもするときにとっておいて、この辺からスタート。

 


近くに「住吉大社」があったので、ちょっと寄ってみます。初めてきました。お社が4棟ある珍しい神社です。まだ、初詣の残りみたいな感じでにぎわってました。もう11時過ぎだったので、昼食代わりに屋台のやきそばをいただきました。





鳥居の横に「遣隋使 出港の地」みたいな石碑があって、その裏にこんな当時の地図が貼ってありました。当時はここが海岸線で港があったんですね。大阪城のあたりにあった難波宮の都から上町台地でつながっていました。





自販機にこんな大阪らしい飲み物を売ってました。本来は「ミックスジュース」という牛乳にバナナなどの果物をミキサーで混ぜた大阪の喫茶店のメニューです。缶入りで売るときに「ジュース」という名称は果汁100%でないと使えないので、こんな変な名前に。サンガリアは大阪人をバカにしてるのかと最初思いましたが、そういう訳ならしかたないですね。

 



大和川に向かっていくと「安立(あんりゅう)中央商店街」というのがありました。「黒門市場」とか「心斎橋筋」とかと違って外国人観光客は一切いない、懐かしい感じの商店街でした。ここは「一寸法師ゆかりの地」だそうです。このあたりで針づくりがさかんだったそうです。




大和川にぶつかり、しばらく北側の土手の上の車道を走ると、河川敷の舗装歩道が始まるところがありました。南海高野線の鉄橋のあたりです。このあたりは特に公式に「自転車道」とかいう名前はないようです。


 

しばらく走って、八尾のあたりにくると正式な「自転車道」の標識がでてきました。途中で、支流の「石川」に曲がっていって南下して河内長野までつながっているようです。いつかそっちにも行ってみよう。




こんな感じで堤防の上を生駒山方面に向かいます。ちょっと風がきつかったかも。




柏原市の高井田駅のあたりで自転車道は無くなってしまい、府道183号線になります。駅前のコンビニで休憩。ここは以前きた覚えが。ここの駐車場で外国人の自転車ツーリストと話をしたと思います。



 

大和川沿いの車道を走っていくと、奈良県境に。ちょっと気温が下がってきた感じです。



法隆寺到着!3時頃です。この南大門の近くに自転車を置いて、拝観料1500円を払って見学しました。最近、お寺は四国遍路しか行っていなくて拝観料払ったのは久しぶりです。さすが国宝だらけのお寺は高い!



 

五重塔と金堂です。

 

新しい宝物殿にある「百済観音」のための建物。

 

 

夢殿に向かう長い境内の道。左右には非公開のお寺が何軒も。

 

 

日本最古の倉庫?

 

 

夢殿。なかの本尊は年に2回しか公開されません。

 

法隆寺は中学生か小学生の遠足で来て以来だと思います。見ごたえありますね。この時期は観光客も少なかったです。


 

法隆寺のすぐ近くにある「藤ノ木古墳」です。ここは最近、発掘調査された古墳で、豪華な馬具などが発見されたそうです。


 

近くに、発掘品のレプリカを展示する資料館がありました。映像で発掘の様子などがよくわかります。ここは無料。



資料館の前にあった、石棺のレプリカ。誰が埋葬されていたかはわかっていないそうです。

 

 

 

法隆寺、藤ノ木古墳のある斑鳩町からちょっと西に戻って王寺駅前で自転車終了。

 

 

 

駅前のビルの地下にある「鉄皿焼き」という博多名物の店でビールと鉄板焼きで反省しました。

 

この日の走行距離は34キロと短いです。獲得標高も117メートルしかなくてほぼ平地。冬なんでこれで勘弁してください。 走行ログはこの Garmin Connect に。




 

 

王寺駅はJR以外に近鉄の駅もあって、今回は遠回りですが近鉄生駒線とけいはんな線で帰りました。奈良は日が暮れるとドンドン寒くなってきて、この近鉄生駒線の電車が発車するまで車内でまっているあいだドアが開きっぱなしで寒かったです。