日本人が日本に居て人種差別を受ける時代 | 小さい会社にしかできない労務管理のことを話そう

小さい会社にしかできない労務管理のことを話そう

労働エッセイストの松井一恵です。小さい会社には小さい会社にしかできない労務管理の方法があります。
丸17年社会保険労務士として生きてきて、みんなに知ってほしいこと、未来に残したいことを書き残そうと思います。

今年は、台湾、セブ島、台湾、台湾、韓国ときて、

先日はアゼルバイジャンに行ってきました。

仕事と関係ないように見えますけど、労務管理も

地球目線

で考える時期にきてるな、という出来事がありました。

 

あるフランス人が経営する飲食店でセクハラ+給与未払い事案があり、労働審判をしたときのこと。

そのフランス人オーナーシェフは、朝な夕な日本人女性従業員の体を触りまくった挙句、

「フランスでは、従業員の尻や胸を触るぐらいで、いちいちがたがた言わない。そもそもフランスにはセクハラなんてない。だから、故意ではない、あくまでも過失だ゛(`ヘ´#)」

と強硬に主張。

腹が立ったので、某仏系協会に電話をして、

「フランスでは、嫌がる従業員の体を触ってもセクハラではないのか?」

と聞いたら、

「いくらセクハラに寛容と言われているフランス社会でも、その意に反して、女性従業員の体を触れば、犯罪です。相手が日本人だからではないですか。自国民とはいえ、恥ずかしいことです(ノ_-。)」

との回答がありました・・・「相手が日本人だから」・・・松井、根っから島国育ちなので、考えもしなかったです。

人種差別

日本に居て、日本人が人種差別を受けるなんて、ありえないと思い込んでいました。

私は社労士として仕事をしてきて、なんと考えが狭くなっていたことか。これは少し、視線を高く持たねば・・・で、主張の方針をそこに転換していきました。結果、ほぼ従業員側の意向に沿った条件で和解できました。

それから、機会があれば海外に行こう、

いろんな国を見よう、いろんな人の話を聞こう、一見関係ないようでも、それがすべて仕事で役に立つのだと思うようになりました。

 

 

そういえば…私の周りにだって、あったじゃないか。

東淀川の工場街ではちゃんとお祈りの時間があったり、製造業派遣の会社は南米系の従業員がたくさん働いていて、私はその人たちの社会保険にも携わっていた。

私の感性が鈍っていただけで、移民がいいとか、悪いとかいうてるタイミングはとっくに過ぎていて、私たちの生活は世界のいろいろな国の人々の労働で成立しています。

 

 

そして、アゼルバイジャンはとってもすばらしい国でした。
それは、また、明日書きますね。

どんみすいっと!