伊豆のトンネルにリベンジライド | オアシスさがし

伊豆のトンネルにリベンジライド

おととい、3月26日は去年5月の「初の輪行で小田原~下田」 での雪辱を果たすべく、伊豆の東海岸を走ってきました。そう、あの最強コンビにもう一度挑戦です。


当初の予定では、去年と全く同じように小田原まで輪行して、そこから下田まで走るつもりだったのですが、走り出してみたら何となく輪行は帰りだけでいいような気がして、そのまま自走で行く事にしました。ルートは小田原まではR1、そこからR135で行きます。


出発は5時を回った頃。まだ暗いですが、車が少なくとても走りやすい時間帯です。
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夜明けの二子玉川付近の桜、明日には満開?


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箱根駅伝で有名な権太坂

走り出しから横浜を過ぎる辺りまでは、道路も意外に空いていて走りやすかったのですが、そこから先は朝の渋滞が始まってしまい、所々で走り難い状況でした。特に横浜新道の終点から、原宿の交差点までは、いつもの事ながら見事な詰まりっぷりで、他人事ですがドライバーのみなさんが気の毒になるほどでした。
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酒匂川を渡り・・・


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小田原駅前


小田原駅には9:20頃到着しました。何となく自走でここまで来ましたが、先の行程を考えて、ちょっと後悔しました。予定通りにここまで電車を使っていれば、7:00には到着、自転車を組み立てて、遅くても7:30にはスタート出来たはずですから、その分伊豆をもっと楽しめたかも・・・

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小田原城をバックに
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真鶴駅前


この前 は電車で来た真鶴の駅前を通過、あの時目の前を通り過ぎていったローディーを、ちょっと羨ましく思っていたので、今日は自転車でこれてよかった (^^v


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お宮の松、今風に言えばコレもDV?


熱海のローソンでちょっと長めの休憩をとる事にしました。ここまでは、朝家を出るときに少しと、藤沢の辺りで焼きそばパンを食べただけだったので、ここではサンドイッチやおにぎり、オレンジジュースなどでちょっとしっかり目に補給。店の前が丁度ヨットハーバーだったので、そこのベンチに座り、鳩のクレクレ攻撃に耐えながら食べました。


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熱海のヨットハーバー



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伊東で初めてミニ三脚を使ってみました


伊東の市街地を過ぎると、いよいよ前回途中で足つきをしてしまった、登りとトンネルの最強コンビが迫ってきます。

ピナレロに乗り始めてから今まで、キツイ登りの途中で足を着いたのはここだけです。と、言ってもまあ僕にとってキツイというレベルですから、他の自転車乗りに言わせれば、何でもない坂かもしれません。が、しかし、僕にとっては「どうしても消しておきたい汚点」、あるいは「越えなきゃいけない壁」のようなものだったんですよね。

大袈裟な話はさておき、結果はというと、意外とあっさりリベンジ完了してしまいました。正直、自転車乗りとして体力的に向上している実感はありませんし、根性が無いのも相変わらずです。

じゃあ、去年の自分と今の自分で一体何が違うのか?ひとつ余計に歳をとり、あつかましくなった事?まぁ当たらずとも遠からじといったところでしょうか、要するに後ろから車が来ても動じなくなっただけの事なんだと思います。

そりゃ、狭いトンネルの中で車に後ろから迫られれば誰だって穏やかではいられませんよね?でも、自分がその車を運転していたらどう思うだろうと考えてみると、端っこギリギリをふらふら走られるよりは、むしろ堂々と走るべきところを走ってくれている方が追い越しもし易いと思うんです。みんながみんなそうではないとは思いますが、少なくとも僕はそう考えました。

もちろんライト類はしっかり点灯して、周囲からの被視認性を高めて、しっかりアピールする事は当然必要ですね。今回はフロントに点灯ひとつ、点滅ひとつ、リアに点滅ふたつとヘルメットに点滅ひとつの合計5個のライトを装備していました。

こうなると、ある意味気持ち悪くて、近づきたくない電飾自転車と化していたかもしれませんね(^^;)

とにかくこうした事が功を奏してか、落ち着いてペダルを回す事に専念出来たのが良かったのかもしれません。

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リベンジ成功


ここで今回のリベンジライドは一応目的達成。伊豆高原辺りはお店も多いのでここらで昼食にする手もありなんですが、丁度お昼時だったので入りやすい雰囲気のお店はどこも混んでいそう。ちょっと時間をずらすことにして、もう少し先へ進んでみましょう。

ただ、この頃になると少し前から気になっていた向かい風が、所々でかなりの強風になり、海岸沿いの道路では相当頑張らないと進まなくなってきました。


伊豆高原からの下りが終わると、次の駅は「伊豆大川」です。ここで去年の5月にやり残した事がもうひとつあることを思い出しました。


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向かい風強いッス 
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国道をくぐるとこんな感じ
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露天風呂
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太平洋を一望
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湯船はこんな感じ


そう、やり残した事は「温泉に入る事」。入りたいなぁと思いながらも、幾つもの温泉場を通り過ぎ、結局下田の駅前の足湯で我慢した経緯があるので、今回こそはどーんと海の見える露天風呂に入りたいじゃないですか。そんな時大川に居るなんて、なんて好都合なんでしょう。おあつらえ向きのお風呂があるじゃあないですか!

少し引き返してコンビニでタオルを購入し、早速お風呂へ向かいます。ここは漁港の中にあるんですが、港に出るのに国道の下をくぐり抜けます。ちょっと面白いつくりなので、興味のある方は是非どうぞ。

で肝心のお風呂ですが、入浴料は500円と大変リーズナブルで、少しだけ茶色がかった透明の、なかなかのお湯です。のどかな漁港越しに春霞?の太平洋を眺めつつの入浴はもうサイコー!!ゆっくり浸かって身も心もリラックスしちゃいました。


で、こうなるともうガツガツと「自転車乗りますっ!」って気分じゃなくなってしまい(本当は向かい風のにめげただけなのはナイショです)、少し番台のおばちゃんと世間話などしながらマッタリとした後、このまま伊豆大川から輪行する事にしました。

この風呂から駅までの坂で、ガーミンの表示がこの日の最大斜度22%をたたき出してくれちゃいました。後からデータを見直してみたら瞬間的に42%とかいうありえない数値を記録しているので、あんまりあてになりませんが、それでも感覚的に20%は間違いなくあったと思います。
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久々に輪行


駅に着いたのは次の電車の到着まで15分という微妙な時間。一応頑張ってみましたが、久々の輪行に手こずってしまい、結局間に合わず、更に30分ほど待って次の電車に乗り、熱海、小田原と乗り換えて、成城から自走して、家には18時頃の到着でした。


輪行する際、駅員さんが間に合うか心配してくれて、風が強くて困っていたら、輪行袋を拡げるのを手伝ってくれたり、結局乗り遅れて次の電車を待っているとき、話し相手になってくれたりしてとっても親切にしていただきました。

それに、番台のおばちゃんも、この駅員さんもコンビニのおじさんも、ちょっと会話をした人が、みんな口を揃えたように「是非またいらして下さいね」なんて言葉をいってくれちゃうもんだから、何だか伊豆大川が大好きになってしまいました。今度はここを目的地にして、また走りに来ようかな。


この日の走行は約155.5km、走行時間は約6時間9分でした。(計測ミスがあり、不正確ですが)