初の輪行&小田原~下田  -前編- | オアシスさがし

初の輪行&小田原~下田  -前編-

またまたずいぶん日が経ってのアップですが、先日5月14日に初めて輪行で小田原まで行き、そこから下田まで走ってきました。


5時に起床するも、何となくモッタリと準備して、結局家を出たのは6時半過ぎ。「6時半に電車に乗れば8時頃小田原に着くなぁ」なんて思っていたのに、家を出るのがこの時間じゃどうしようもないですね。それにこの時間の下り電車の混雑を甘く見ていました。

成城学園前まで自走して、駅入り口の脇で輪行の準備をします。通勤通学で駅にどんどん人が吸い込まれていくその横で、のん気に自転車なんぞをいじっていると、少々後ろめたい気持ちになりアセりもしますが、ココは初めてなので慎重に作業を進めていきます。25分ほどかかって輪行袋に収納完了!それでも前日の予行練習が少しは役に立ったようです。

0514-01
ホームに出てみると、7時15分の急行があるようです。先輩方のブログ等を読んで、先頭か一番後ろの車両の運転席後ろ(車掌室前)のスペースを確保すると良いらしいという事が分ったので、ホームの一番前で電車を待ちます。しかしこの時点で結構人がいます。決して空いているといった状況ではなく、むしろかなり混んでます。電車がホームに滑り込んできます。「げげっ!混んでる!」これに乗るのも気が引けるってくらいの混雑。座るどころの騒ぎじゃありません。しかしここでひるんでいたらこの後の電車はさらに混んでいる事は間違いないので「すいませ~ん」とかいいながら、大きな荷物を抱えて乗り込みます。当然、ベストポジションなどキープできるわけも無く、輪行袋が人に当たらないようにするのが精一杯の状態です。一駅一駅が長く感じて気分的にかなり疲れました。それでも「本厚木」の駅に着く頃ベストポジションいた方が、「つぎで降りるからどうぞ」と言って、その場所を譲ってくださいましたので、それからはだいぶ楽になりました。しかし混んでいるのは相変わらずで、どうもこのまま小田原まで立ったまま行く事になりそうですね。思わぬところで足を使う羽目に・・・w
0514-02

この写真は小田原到着直前にようやく撮ったものです。

もっと早い時間の電車に乗るか、始発駅の新宿から乗るべきでした。 ヾ(_ _。)ハンセイ…
0514-03

小田原には8時半頃到着。自転車の組立て場所を探してしばしウロチョロ。

駅前ロータリーの端の方にいい感じのスペースを見つけてそこで組立てました。不具合が無いかしっかり確認して、出発準備が整ったのが丁度9時でした。

0514-04

駅から少し下って小田原城をバックに出発の一枚。  9:05

この日の天気は雲が出てはいるものの雨の心配は無く、強い日差しが無い分体力的には助かりそうです。


早川を過ぎるといよいよ待望の海岸道路に出ます。ここからはこの135号線をひたすら下田に向かって走ります。今回このルートを選んだのは、途中何らかの理由で走れなくなったり、イヤになったりした時に、輪行袋さえあればどこからでも電車に乗って家に帰れると思ったからです。今までこの道は車やオートバイで何度も走りましたが、まさか自分が自転車で走ることになるとは思いもしませんでした。


真鶴の有料道路で初めて自転車の通行料を払いました。今まではパワーウインドウをスーッと開けて、何となく料金を払って通過していたゲートを、今は自転車を漕いで通過します。なんだか面白い気分です。このとき料金所を裏から通過しようとしたら、「表からセンサー踏んで行ってください」と言われてしまいました。

多少のアップダウンはは有りましたが、ここではまだまだ元気なので順調に進み真鶴、湯河原を通過。ほどなく「熱海」に到着。ここで最初の休憩&トイレです。
0514-05

お宮の松のおなじみのお二人の前で記念撮影  10:14


0514-06




熱海が寂れてしまって久しいですが、綺麗になった建物もチラホラ見えます。とはいってもこの日はG.Wも終わったばかりの月曜日ですから、人の姿はまばらです。

















0514-07

網代です。  10:39

およそ一時間ごとに休憩を入れるつもりでしたが、ちょくちょく写真を撮るついでに休んじゃってます。
0514-08

南熱海台のバス停付近。  10:48


伊豆ってアップダウンがきつい所なのだということが、この辺から身にしみて分ってきました。

せっかく頑張って登っても、すぐ登った分だけ下ってしまうので、なんだか勿体ないような気がしてしまいます。

でも後になって思えば、この辺りはまだ楽でした・・・

0514-09

伊東マリンタウン  11:06

ここは以前、車で来た時に寄って、色々見て回りました。レストランや回転寿司、みやげ物から海産物まで何でもありの施設です。そういえば日帰り温泉まで有ったような気がします。

今日は一人だし、本来あまりこういう所は好みでないのでパスですね。


伊東を過ぎてから登りがきつくなってきました。

そして今回で最も辛くて、且つ怖かったのが
0514-10
このトンネルとそれに続くもう一つのトンネルでした。この手前まで結構登ってきていて、疲れてきたところに二段構えでコイツらは待ち構えています。写真では名前が隠れてしまっていますが、確か一つ目が「神浦(かんら)トンネル」だったと思います。

何が怖いって、まず狭いです。歩道らしきものが一応ありますが、自転車では少しふらつけば、車道に落ちてしまいそうな幅しかありません。かといって車道を走ってもあまり左に寄ると、歩道との段差に接触してしまいそうです。この程度ののぼりでふらついてしまいそうなスピードしか出せない自分が原因と言えばそうなのですが、とにかく今の自分にはこの登りと、トンネルの組み合わせは最強の敵と言えます。

意を決して、一つ目のトンネルへ。写真を撮るために手前で止まってしまったのがいけなかったのか、一度切れた集中力はすぐには回復しないもので、どうにも踏ん張りが利きません。どうにか一つ目をクリアしたものの、続く二つ目はさらに距離が長く、その分暗くて、怖さは倍以上です。必死にペダルを回している横を大型トラックがギリギリでかすめて行きます。「いま少しでもよろけたら、俺死ぬかも」本気でそんな事を考えました。そしてトンネルの半ばを過ぎた辺りでギブアップ!orz 足を着き、歩道へ上がりました。出口まで歩道を押して歩きました。なんだか無性に悔しかったです。それまでのどこかウキウキした気分は一気に急降下。トボトボと歩く様はきっと、ケンカに負けてべそをかきながら帰る子供のようだったでしょう。


いつかきっと仕返ししてやるっ!」と誓ったらくだなのでした。

後編に続く・・・