近すぎると見えない?3 の続きです。
S親子の話になります。
私たち家族が海外転勤で引越し、半年後の秋に日本に一時帰国をしました。
そんな息子たちが2歳になった頃にS親子と再会しました。
S親子を含む、同じ産院で出産したママ友T親子と、
M親子(Mはブログ記事のノーカウント参照)の合計4組の親子で遊ぶことになりました。
皆が集合したら、Sの息子ゆーくんはおしゃぶりをし、
ベビーカーに大人しく眠っていました。
皆で再会を喜び、以前からSが家に招いてくれたこともあり、
Sの家にお邪魔することになりました。
Sの家は公務員宿舎で、古いけれど駅から近くの便利な立地にありました。
Sにはその頃、生後4ヵ月になる第2子の女の子がすでに誕生していました。
合計4組に赤ちゃん1名の9人がSの家のリビングに集い、
2歳児の子供たちは各々おもちゃで遊び始めました。
Sの息子ゆーくんはというと、昼寝から目覚めベビーカーから出るやいなや、
おもちゃ遊びに夢中になっている子供たち1人1人に対して、
すごいスピードで突然押し倒していき、他の子供たち皆を一斉に泣かせてしまいました。
ゆーくんはニヤニヤ笑っていました。
もともと人懐っこいゆーくん、私がその時に感じた印象としては、
お友達が家にいてうれしかったのかな?妹が生まれてから、
久しぶりにお友達と会えたから興奮してお友達に抱き着いたのかなっと感じました。
ただ距離感も掴めないというか、まだ話さない子がほとんどの2歳児たちだし、
一緒に遊ぼうって言えなかったんだよね?って感じました。
ゆーくんの顔はニヤニヤしていましたが目が輝いていました。
押し倒されてポキはずっと大泣きでした。
なんとかポキのことを大丈夫・大丈夫ってなだめても、
次の瞬間にはゆーくんがポキのことをしつこく追いかけまわして、
背後やら横から現れては突然押し倒してくるの繰り返しでした。
ポキもよほど恐怖だったのか、泣き止まず、ずっと私に抱き着き、
最初は遊びたいんだよね~って微笑ましく見守っていた私も、
繰り返し押し倒される我が子を見て、
だんだんこの状況はどうしたものかと居心地が悪くなってきました。
ママ友Tの子供は、成長がゆっくりで2歳でもまだ歩いていませんでした。
そのハイハイするTの子供に飛び乗り馬乗りになって髪をひっぱり、
ニヤニヤしているゆーくん。
もちろんTの息子も大泣きしていて、Tの顔は一気に青ざめていました。
Sは赤ちゃんを抱っこしていましたが、そんな息子のゆーくんを大声で怒鳴り、
バシン、バシンと頭を強く叩き服を引っ張りました。
そして、ゆーくんが泣いたら、おしゃぶりを口に突っ込んでいました。
(だから2歳すぎて、おしゃぶりをしていたんだなってピンときました)
この状況に、私を含む3人のママ友みんなが気まずい空気で固まってしまいました。
この重い空気やなんでこうなってしまうのか、私も内心イライラしていたと思います。
人のお家でポキも大声でいつまでも泣きやまないので、私はそんなポキに怒ってしまいました。
(まだ自分の気持ちを話せない子供に怒ってしまうなんて本当に未熟でした、、)
秋の夕暮れ、冬に向け一気に肌寒くなってきた帰り、
ポキはSの家を出るころには咳が止まらなくなっていました。
(その日以降、ポキは小児喘息になってしまいました。また後程ブログで書きたいと思います)
せっかくママ友4人で久しぶりの再会を喜んでいたのに、
Sの家から帰るころには、皆が気まずく重い空気になっていました。
この状況を誰が望んでいたのでしょうか。もちろん誰も望んでいないので残念でした。
Sに叱られておしゃぶりくわえさせられて泣いている、ゆーくん。
状況を見かねたママ友Mが、皆が解散した帰りにSの家に戻り言いに行ったそうです。
Mから何を言ったのかその後に聞いたところ、
M:「ゆーくんは寂しい思いしているんじゃないの?Sは怒りすぎ」と一言。
Sはただただ玄関先で涙を流していたんだそうです。
Mもブログ記事(ノーカウント)でも書きましたが、
自分と自分の子供のことは「近すぎると見えない」んだと思いました。
もしかしたら発達障害があるかもしれない、ゆーくん。
Sはゆーくん以外の3人の子供の成長を見て、今日は色々なことを感じたかもしれない。
玄関先で黙って涙を流すSを、やっぱりほっておけないと私は思ったのでした。
続く