このお話は
以前ずっと書いていた
王子王子の短編になります♪
初めての方は
テーマ:王子王子( 櫻葉小説に
説明ページが2Pあります
本編最終話
→王子王子Last
テーマは
櫻葉storyに入っています♪
前回のおさらい
→春・留守4-4
Ⅱ<3-1.
「 はぁ・・眠む 」
朝早くから母親に邪魔をされて
このストロベリータイム、いたウィークは
いつの間にか
何故か実家で過ごし
堅物の父親の子守と来ている
「 翔ちゃん、ちゃんとベッドで寝ないと背中痛くなるよ 」
ダメだ雅紀の可愛い声も
眠さの中で薄く聞こえづらくなってゆく
「 お前も・・寝ろ・・ 」
その一言を言い残しオレはこと切れた
・・・
・・・・・
息子達が一人は嫁という存在だが戻って来た
庸子がいつもの買出しと言うから
元より共に行くつもりだったが
それよりも気になる事が出来て残ってしまう
今回オレが行かない事で
きっとあの子がここに呼ばれるだろう
それが目的のひとつだった
久しぶりに来た、あの子
やはりとても旨い出汁巻きが乗った椀を作ってくれ
オレとしては願ったり叶ったり
そして追々にお願いする事に決めて
しばらくは休みにしておく仕事を書斎でする事に決めた
片付けはあの子がするだろう
翔は当てにならない
だから様子を見て部屋から出ると、お茶を理由に声をかけようとした
「 あはは、くすぐったい。落としちゃうよ 」
「 良いじゃん誰も見ていないんだから 」
変わらずである
何も家に来てまで、する事もなかろう
思わず邪魔をしたくて大きめの咳払いを一つ
小さな声で二人がオレを見上げる
見た目はやはり男どうし
嫁というよりも
息子が二人だと思う
しかし、翔を含むではなく
どうにかあの子のみと話したい
だから理由をつけて部屋に来るようにお願いした
「 後でお茶をお願い出来るかな、冷たい緑茶があると思う 」
これならきっと
あの子が書斎に持って来てくれるだろう
二人重なるように抱きしめ合い
その様子に何も言いようが無かった
「 分かりました、すぐにお持ちしますね 」
ちょっとした時に育ちの良さという物はでる
親も大切だが本人の意識が大切だ
これなら養子として
あの子をうちの籍に入れてもいいくらいだ
いや、息子としての嫁なら
入れて同じ苗字にしても良いのではないだろうか?
一度機会があれば
あちらの親御さんにも会い相談してみても良いのかもしれないな
しばらくすると階段を上がる足音が聞こえ
お茶が運ばれて来たのだと気付いた
トントンとドアがノックされる
年甲斐も無く緊張し、返事をした声が思わず裏返る
「 入るぞ 」
けれど一気にその声も残念な結果に、自分の息子が入って来た
こいつはどうもオレに性格が似ていて、言い出したり思うと偏屈と言うか折れないタイプだ
未だに、あの子との仲を一時的にでも裂こうとした自分を許そうとしていない
今はこうして家族睦まじく
もうすぐ羚の子供も生まれると言うのに全くだ
「 なんだお前か 」
「 お茶を持って来てやったのに、なんだとは何だ。それよりも雅紀に何か用か? 」
用事があるから
庸子を一人で行かせても
そう誘導したのに
「 別に何もない、それよりお前は仕事良いのか? 」
「 オレは雅紀の店に合わせて社が旅行中だ。だから問題ない 」
タイミングは悪い物だ
もし翔が仕事なら、もっと融通よく物事が進んだであろうに
まだ休みは始まったばかりだ
その中にも機会はあるだろう、
翔を追い出す為にお茶を飲み干すと机に再び向きなおす
出来ればこいつに睡眠薬を含ませてでも、あの子にお願いしたい事があるのに
「 自分でもお茶ぐらい飲め 」
息子のクセに酷いヤツだ
しかし、ここで暗雲が晴れる一言が聞かされた
「 オレ、雅紀としばらく寝るから
自分の事は自分でな 」
翔は寝るのか・・
じゃあリビングに下りておけば
チャンスはあるかもしれんな
「 分かった、よく休め 」
言われなくてもそうすると
飲み干したグラスを下げて翔は部屋を出て行った
・・・つづく
おはようございます
すみません
4時台に起きて
ランニングに行ったら
書く時間に眠くて
起きたら普通に9時過ぎてました
今日は祇園祭りなので
それまでは書くつもりでいますが
あまり進まなかったらゴメンね
水分補給して良い一日を
なう
しやがれみた
良き櫻葉にウハウハしました♡
これからゆっくり
オレ鳴やzero
きか飴、他新章を
アップしてゆきます↓
エブリスタ★つむぎ部屋