初めて方は↓
にん森1.
こちらの話とも
繋がっています↓
影ひか1章.
(一部、画像編集中のため
片付けてあります)
前回のおさらい↓
朱色14.
・・・・・・
15.朱色
無口な雅紀は
なんだか大人ぽくて
会えていない時間が
彼を大人にしてゆく
横顔を見れば
無言で見つめる瞳に
そんな表情をどこで
覚えたのか
「 雅紀は
こっちには恋人はいないの?」
その言葉に目を丸くする
一番、後ろの席
人もまばらで
腰を引き寄せると
「 また・・さっきの
列車みたいにされたい?
オレは翔ちゃんしか見ていない
だから、余計なこと聞かないで 」
怒られてしまった
船を下りると雅紀の友人が
予約しておいてくれたホテルへと向う
以前、その人が宿泊したらしいと
勧めてくれたいたから
青の洞窟へは午前中が良いと
船を降りたのが夕方近くで
明日へにしょうとまず港から出ている
バスに乗り込み
目的地へのホテルへと向う
価格も手ごろだし洞窟へも近いからと
アナカプリ地区を選んだのも
決めたひとつでバス一本で
迎えるのも嬉しい
バスを待つ間、右手にある
小さな海岸で遊ぶ
子供の姿を見ていた
「 翔ちゃん・・
あまり海には近寄らないで・・
だけど、洞窟に行くには
無理だって分ってるけど
なんだろ矛盾してるなオレ 」
なんで・・
近づけないのか
理由はよく分らない
雅紀にも何か思い入れがあるのだろうか
暫くして到着したホテル
白い外壁に
美しい赤い花が咲き誇っていて
とても美しくて
荷物をもつと
フロントでチェックインを済ませた
部屋に通されてると
石畳調の床に青いシーツのダブルベッド
テラスからは街の風景が見えて
とてもヴァカンスにはステキな場所だと
感動する
けれど
「 雅紀・・ベッドって 」
「 なに?問題あったかな」
「 予約、取ってくれたの
行きに、車に乗せてくれた人だよね」
それならオレ達が
兄弟で、男どうしだと言う事も
分っていた筈
なのに・・なんでツインじゃなくて
ダブルなんだろう部屋がもしかして
取れなかったのだろうか
「 うん、オレが
ベッドはひとつで良いって・・
言ったんだけどダメだった?」
そう言って
まだ部屋に着いたばかりなのに
オレに近づくと腰を引き寄せて
キスをしょうとするから
逃げようとした
「 まだ・・列車の中の熱
抜けてないよね?
オレがしてあげるよ 」
この国に来て
雅紀は少し変わったように見えた
「 せっかくだし
散策とか行かない?」
そう言って腕を解くと
白い壁に逃げる
左手を腰のあたりの壁に
右手は背中にまわされた
どうすれば・・
「 何も考えなくても
良いんだよ
ただ・・まかせて・・ね、翔ちゃん?」
すずなり色の瞳が
オレを捕らえる
顔が斜めに近づくと
そっと唇が重なって
オレの唇を優しく噛むように
舌を出されて
唇を舐められた
「 でも・・」
「 ここなら車掌もこないし」
手を引かれて
雅紀がベッドの上に座り
オレを呼ぶ
「 オレ、雅紀のこと
どこまで好きなのか
よく分らないんだけど
まだ兄弟の気持ちの方が大きい・・」
雅紀の座る前で
両手を握られて
上目づかいで見つめられる
「 知ってる・・
だから翔ちゃんが
オレのこと好きだって想ってくるれるまで
オレ、頑張るから
でも、少しは悪くないって
想ってるでしょ?
すっごい良い顔するもんね」
クスクスわらって
腕をひくと抱きしめられた
そのままベッドに寝かされて
靴を脱がされ
額の髪を指でよけると
キスが堕ちてくる
「 翔ちゃん・・好きだよ
オレが一生守るから 」
オレの視界の中に
蒼い世界が満ちてくる
雅紀の指がシャツにかかり
首筋が開けられて
額から外れると
こめかみから
耳へとキスを移動させて
首筋へと移されてゆく
なんで・・そんな景色が
オレには見えるのか
列車で見た夢の続きなのか
黒髪の彼は
誰なのか
「 集中して
オレを見て・・」
顎を指でつかまれて
瞳を合わされた
雅紀の後ろでに見えた黒い尾
ここは丘の上なのに
流れの中に見える姿
雅紀の指がキスをしながら
ベルトを外し
オレ自身に触れて
「 嬉しい・・感じてるね
気持ちいい?」
言葉も・・
見ないで・・浮かぶ影に
謝ってしまいそうになる自分
舌が入って
見えなくなる全て
視界は雅紀のサラリと落ちる
髪だけ
擦られて
「 オレのも・・良いかな?」
手を雅紀自身へと
誘導された
「 ・・っん・・やめ・・」
「 ほら・・」
向き合って座ると
互いをすり合わせる姿勢へと
なり・・
オレは果てそうになる
「 キスして・・翔ちゃん・・」
「 もう・・やだって・・」
こんなこと
流れる影
オレを見つめる瞳
雅紀とオレのが
一緒に重なり
人さし指が先で弧を描く
自分の指を噛むと
声を殺した
何も聞かれなくない
感じてる声なんか絶対
最後を迎えそうになると
雅紀が耳元で
囁く
「 潤には・・もっと
すごいこと・・されたくせに
オレじゃあ逝けないの?」
その声に
腰から背中に刺激が奔り
ともに白濁で指を汚した
・・・・つづく
☆
こんばんわぁ
って、そろそろ
影ひかりと
近づけないといけないな
でも日曜だけだし
このまま
考えます←今さら
今、書いてるの朝だし
(どんなテンションやねん
翔くんどうだったかな~♪
櫻葉ばかりすみません
それ専門みたいもんで
ショコラティエ楽しみですね☆
では、おやすみ☆
本日は一般コメント
あけております→ 入口
おやすみなさいませ
なう(・∀・)