影ひかり
1話から書き直しています
現在、書いています
影ひかり明け方の夢、第一章になります
(良かったら復習してみてね
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1. 予兆
いつからだろう・・
雅紀の顔に闇が
訪れるようになった
深夜になると
その身を暗い街の中
闇に隠れるように消してしまう
最初の頃は、そんなにも気には
していなかった
あいつだって
忙しい日々の中
捌け口となる時間も必要だって
そう想ったから
けれど
連日に続く
深夜の外出、気がつけば朝方
夜が明ける前に帰宅を繰り返す
それが・・1ヶ月以上つづき
さすがのオレも
なんだか・・おかしい
いつもならば
オレが朝、準備をしていて
雅紀が深夜の帰宅だった
そんな日でも
必ず、眠そうな表情をしていても
「 おはよう・・
翔ちゃん、気をつけてね 」
そんな会話があった・・
けれど今は
予定がない日は
自分の部屋でベッドの上
ぼんやりしたまま
部屋で携帯・・を、さわったり
寝転んだり
そんな仕草を繰り返すだけ
雅紀・・お前に、なにがあったの?
オレの中でうずまく不安そして疑惑
オレはお前を諦めたくない
もう一度、闇の世界から
この世界へと連れ戻したい
そう思い始めたんだ
・・・・・・・・・つづく
☆
順次
隙をみつけてアップしていきます
なう☆