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夢の彼方に

折に触れて鑑賞している様々なライブやアート、スイーツについて
綴っています。

今日はアイルランド大使館にて、アイルランド・日本交流美術展「怪談-ラフカディオ・ハーンとの邂逅」を鑑賞しました 。

 

日本とアイルランドをそれぞれ拠点とするアーティスト20名ずつにより、小泉八雲としても知られるラフカディオ・ハーンによって、1904年に出版された著書『怪談』を視覚的に解釈した多くの作品が、一堂に会しています。

 

パトリック・ラフカディオ・ハーンは、妖怪、妖精などの霊的存在が馬鹿げていると考えるのは、想像力に欠け潤いのない人であり、超自然現象の真理に対する人々の関心は、将来、科学万能の時代が来ても変わらないだろうと予言していた。

 

慢性的に閉塞感が漂う現代に、怪談が何らかのヒントを与えてくれるのではないだろうか。

 

 

 

 

 

「港のひかり」を鑑賞しました。

監督は「最後まで行く」「正体」などの藤井道人。撮影は「八甲田山」「駅 STATION」などの名作を手掛けた木村大作が、全編35㎜のフィルムカメラで能登半島の厳しくも美しい景色を映し出している。

 

過去を捨て小さな漁村に暮らす三浦(舘ひろし)は、漁師として細々と暮らしていた。ある日、白い杖をついて歩く少年の幸太(尾上眞秀)を見かける。弱視を患う幸太を同級生たちはわざと転ばせて笑い者にしていた。幸太は両親を、ヤク中のヤクザ絡みの交通事故で亡くしていた。三浦は幸太を船に乗せ、交流を深めていくなかで、幸太の弱視は手術すれば治ると知る。三浦はかつての組にいる弟分の大塚(ピエール瀧)から、麻薬取引を聞き出し金を奪い、その金を幸太の手術代とした後に自首する。12年後、幸太(眞栄田郷敦)は刑事となり、出所した三浦に会うことを望んでいたが、警察の資料から三浦の正体を知ってしまう。やがて大塚が殺され、三浦はヤクザのもとへ、一人で乗り込んで行く・・・。

 

少年期の幸太を演じた尾上眞秀(おのえまほろ)は寺島しのぶの息子であり、本作が映画初出演であり、弱視を患った少年を見事に演じ切っていた。他の出演者も錚々たる顔ぶれで、「アウトレイジ」の椎名桔平、ヤクザ映画には欠かせないピエール瀧、チンピラ役が似合いすぎる斎藤工ほか、友情出演として岡田准一まで登場している。

本作品は、「誰かのために生きるとはどういうことか」をテーマに、様々な思いを抱えて生きる者たちの、深く哀しい人間ドラマであり、舘ひろしが、圧倒的な存在感を放っている。

 

 

 

「モーリス・ユトリロ展」を鑑賞しました。

 

ここ数年ユトリロ展が開かれていないので、町田にある「西山美術館」へ行こうと思っていたところでした。

 

以前モンマルトルを半日歩き、ユトリロがモチーフとした「ラパン・アジル」「コタン小路」「サクレ・クール寺院」「テルトル広場」「モン=スニ通り」などに行き、同じ構図で写真を撮ったことがあります。

 

ラパン・アジルの横にはブドウ畑が広がっていて、近くにはユトリロが眠るサン・ヴァンサン墓地があります。

 

今回の展示に「コタン小路」はなく残念でしたが、サクレ・クール寺院の裏手の路地にある階段で、余りにも絵のままなので、嬉しくて何度も降りたり上ったりしたものです。

 

*「ラパン・アジル」と「モン=スニ通り」