アイフルのCMじゃなくて、ひとつ屋根の下の、「愛はあるのかい」
愛と言えば、5世代先祖を登っていくと、愛五郎と言う名の先祖がいた。キリシタンっぽい名前。「愛」が付く男性の名って聞いたことないし、珍しいところを堂々と持ってくるところがクールだな。
子供の頃、ミサの手伝いをしていて、神父が「キリストのからだ」と言って、信者の口にコインみたいなせんべいみたいな物を与える儀式があったけど、まだ洗礼を受ける前のちっちゃい時は、どんな美味しいものなんだろうと、あれに憧れた。頂くようになると、味なんかない。
あとは、ミサの時に神父が飲むブドウ酒は、本物のアルコールのワインだったのか、ぶどうジュースだったのか。
教会に入ってすぐに、聖母マリア像(男性側はヨゼフ様だったかな?)の前に湿ったスポンジがあって、それで指先を湿らせて十字架を切るけど、「キリストのからだ」も、湿ったスポンジも、コロナ後はどうなったんだろう。菌が繁殖し放題な湿ったスポンジ、今の時代ではありえなさそう。
今回もまた独り言の様にくだらない内容なので、適当に早送りでご覧ください。
今日の仕事は13時間労働なので、行きは客席で休憩しながら日記書いてます。飛行機の客室に座ってたら、乗客に挨拶されて、お礼を言われた。
「俺の息子が、あんたのおかげでパイロットになったよ」
ちょっと、辰吉の様な後ろ髪で、サングラスかけて、矢沢永吉の様なロックンロールの雰囲気のあるオヤジ。たぶん、インドネシア系の方。
ロックといえば、まだ飛行中に普通に乗客が操縦席を見学できていた頃、ジャンボジェットの操縦席に入れてもらえて、2階に行ったときに、ファーストクラスの日本人っぽい女性が、「あの子、何でコックピット出入りしてるんだろう?」っていような感じで見てたのに気付いた。成田に到着すると取材陣がいて、有名人が同じ飛行機に乗っていたらしい。ロックンオムレツだった。まだ結婚する前か、新婚旅行かわからないけど。もっとちゃんと気付きたかったなあ。それとも、その女性っぽい人は、長髪のみかみくんだったのか?
あんちゃんは、私がおばさんになってもディスコに連れて行ってあげてるのか。そっけない態度だけど、泣きながらすねると、慌てた顔して急に優しくなるから、しゃくだけど許してしまうのか。。。仲良さそうだな。ウッチャンが「ハエ男って言う曲を作って」と言ったら、まさか本当に作っちゃうとは。
ぷっすまも、まだ森くんがいる時に、冬の九十九里でサーフボードを抱えながら真横をすれ違った。まだ、高校生で運転免許取り立て。やっとボードに立てるようになった頃のすべてが初心者ほやほや。冬にやらないと上手くならないと言われて、セミドライのウェットスーツでブーツとグローブで雪の中で頑張ったけど、他にサーファーいなかったな。ライフガードも他に誰もいない、あんな冬の海で初心者が。今思えば自殺行為。
もう、ほんと、握手できるぐらい真横をボーイズグループがすれ違った。なんか、砂浜でバク転とかしててはしゃいでる奴らだなあと思ったけど、誰だかわからなかった。体操部だったので、バク転なんか普通にできたから、バク転=あの事務所のアイドルだと結び付かなかった。駐車場に戻ってから、写真撮影が始まって、友達に、「あれ、すまっぷだよ」と言われて気付いた。サーフボードにサイン貰っておけば良かった。木村くんがサーフィンを始めたきっかけは私の影響ですと言いたい。。。違うか。もっと前からやってたんだろうけど、こんなストイックな初心者を見て、彼のサーファー精神をくすぐったに違いない。。。ちがうか。
その後、ハットリ君には浅草で再会したけど(撮影してるところに出くわしただけ)、みんな元気にしてるかな?たぶん、ビーチでバク転してたのはハットリくんだな。
元の話に戻って、そのクールオヤジの言ってる事は訳がわかんなくて、スマイルしただけで何の返事もできなかったけど、後で写真を見せてくれた。まだ若々しい白髪もシワもストレスも無い副操縦士だった時に、機長と息子と3人で撮った写真。シワも白髪もシミも気にして無いけど。普通に年相応の姿が良い。歳を取らない様にする研究とかあるけど、終わりがあるから今が美しいわけで、金でもダイヤでもいくらでも無限にあったら価値はない。クールなおっさんで、ジョン・ボン・ジョヴィあたりを目指すか。ムリムリムリと3回ぐらい聞こえた気がする。
そのオヤジが、飛行機を降りる時に荷物を置いて、「俺の息子をパイロットにしてくれたアンタと握手がしたい」
永ちゃんと握手させて頂きました。
息子さん自身の行動でパイロットになったわけで、自分は何もしてない。もしかしたら、パイロットにはどうやってなるかとかアドバイスしたかもしれないけど、たぶん、ただ一緒に写真を取っただけ。でも気分はいい。まさか、他人の携帯から自分の写真が出てくるとは。
話は変わって、ここからはただの旅日記。また長いぞー。
次の休みがいつになるか分からないので、子供達が冬休みのうちに旅行に行ってきました。オーストラリアは、有給は取らないと無くならない。前の年の有給も無くならずにどんどん加算されていく。有給使わずに貯まってたら、退職時に現金化。退職金制度はないので、自分の中ではそれが退職金みたいな感覚。
いつでも良ければ休みは取ろうと思えば取れますが、学校のホリデー中は取り合いになって、なかなか子供達と出かけられる様な長期休暇は難しい。
会社側は貯められたら嫌だから、使わせたがるけど、有給取りたい時にはなかなか取れない。100人乗りの飛行機の時に長期休暇とれてたのに、エアバスのポジションへ移行になって、取れてた有給全部キャンセル。家族だけ日本へ行かせて、自分だけ居残り勤務。
今回も行けるところに行こう(飛行機の席が空いてて乗れる所)と言うことで、何の予定もたてなかった行き当たりばったりのホリデー。第一希望はタスマニアだけど、ケアンズやダーウィンなども選択肢。外国は混み過ぎで無理。
ホリデーの時期は混み合うので、空きがある時しか乗れない、スタンバイのチケットしか取れない(社員割引はあるものの、タダではありません)。ホバート便、当日席が空いてて、乗れると思ってたら直前でフライトがキャンセル。経由便でいくことにしたものの、経由便の席が4席しか空いてない。どこか違うところに行こうかと、フライトを検索してみるものの、どのフライトも満席。「じゃあ、自分だけ残って、1人だけ明日行くから、先に行ってて」
自分の席だけキャンセルした瞬間、すぐにゲートスタッフが「今、1人搭乗してない乗客の確認取ってるから、ちょっと待って」
オンラインチェックインして、空港に来てない人がたまにいる。時刻を過ぎても来なかったので、搭乗券をくれてみんな乗る事ができた。
タスマニア到着時の気温、4℃。外国ではないけど、海を超えて行くし、南半球のスイスとも言われてるようなので、海外旅行気分。タスマニアには仕事で飛んできてはいますが、空港から出た事はない。初めて飛んできた時は、上空から、わー、雪だぁと、初めてオーストラリアで雪を見てちょっと感動。
そう言えば、タスマニア物語見てないな。
どこを観光したら良いのかも分からずに到着したので、観光案内とホバート出身の友達に相談。ホテルも当日予約して、レンタカーも着いてから。1日目は夜に着いたので、何もしなかった。
2日目は、友達お勧めの、リッチモンドと言う古い街へ。オーストラリア最古の橋があるぐらい、歴史のある街らしい。それにしてもアジア人が多い。
近くにある動物園でタスマニアンデビルを見て、カンガルーと触れ合って、靴はウンコまみれ。まあでもファームと言うものはそういうもんだから。子供の頃よく行った那須の南丘牧場で慣れてる。そう言えば、ちょっと景観が那須に似ている気もするな。
3日目は森へ。
森へ向かってると、気温はー1℃。車にも、凍結道路注意の表示が。
森の冷たくて澄んだ空気を感じながら緑のトンネルをくぐると、そこには修行僧がいそうな滝が。滝の勢いはないけど、極寒の水が修行には良いんじゃないかな。この森には妖精がいてもおかしくない。いくつか、妖精の人形を隠しておいたら面白いのに。
森林浴が終わって、スーパーへ寄って帰ろうとしてたら、子供達がバブルティー(タピオカ?)を買いたいと言い出したので、タピオカ待っている間に道路情報を見てみた。あ!道路開通してる!今すぐ山に行くよ!タスマニアの冬は日照時間が短い。なれない暗闇の山道を走るのはちょっと怖いので、日が沈む前に下山しないと。しかもレンタカーが新車だったので緊張度マックス。
山を登っていると、凍結の可能性があるので16時には封鎖しますと言う看板。狭い山道をずーっと山頂まで車で登ることのできる、楽な登山。たぶん、歩いて登れる登山道もあると思う。雲を突き抜けて、山頂1270メートルに到着。この山は街のすぐ隣にあるので、眺めが良い。景色もすごいけど、「ワーオ、100%アジアン」展望台には、10人ぐらい人がいるけど、自分たちも含めアジア人しかいない。
朝からミーティングがあったので、特に予定はなし。
何のミーティングかと言うと、ホテルにチェックインした時に勧められたから。
「ここはオーナとして持っている人で成り立っていて、ここの施設(アニマルファー厶や自転車やゲームルーム、無料で映画とWiFi)を使うなら、一時滞在者オーナーになる事をお勧めします。一時滞在オーナーになるには、iPadでプレゼンテーションを見るだけです。$100のギフトカードも貰えるわよ。」
じゃあ、それで。
タイムシェアみたいなもので、リゾートをシェアで購入するような感じ。
「では、木曜の9時にコーヒーとマフィンを持って部屋へお伺いします。」
オンラインミーティングのような感じでプレゼンが始まって、体験談が出てきて、プロポーズのシチュエーションがあったけど、作った感丸出し。訴えられるのを恐れてか、始まる時点で「これはセールスのプレゼンテーションなので、こっちは売りつけようとしますよ」と、正直に言ってきた。
日本円にすると400万円ぐらいでクレジットを買うと、毎年リゾートを一週間ぐらい予約できて、それを2080年まで使えると言う特典を売りつける。大きな金額だから考えたいと言っても、
「今日、$3000のデポジットを払えば、$3700のディスカウント。それをダブルにして、もう$3700ディスカウント。買わないって言う選択肢はないでしょ?」
ダブルディスカウントの時点で怪しさ倍増。
「デポジットも7日以内にキャンセルすれば全額返金。来年の旅行はどこ行きたい?」
ヨーロッパかな(行きたいというだけで、行く予定はない)
「ヨーロッパ?フランスのリゾートホテル代7日間をプレゼントしましょう。日にちはいつでもオーケー」
いい話だけど、大きな金額だから、今ここでイエスとは言えないよ。
「家族との思い出は、お金には変えられませんよ。今日払うデポジットも分割にすれば、週たったの$60。宿泊クレジットも分割払いで、週たったの$109」
ちょっと考えてからにするよ。
「んんー。これは完全に信頼関係に問題があるんだな。なんで信じてもらえないんですか?これは全部録画されてるので、騙しは一切ない。デポジットはちゃんと戻ってくるし、クーリングオフだって適用される」
いや、ディスカウントとかいらないから、1週間ぐらい考えてかじゃないと決められない。今すぐには決められないし、デポジットも払いません。
「7日以内にキャンセルすれば、デポジットは戻ってくるんだよ。旅行クレジットも子供達に譲渡できるし、友達や家族も使える。失うものは何もない。ホリデーを前払いするのと同じことで、同じホリデーを普通に支払うにはもっとお金がかかる」
今すぐこの場では決められない。
「では、最後にもう一度だけ聞きます。Yes or No」
ノー
「オーケー、ハバナイスホリデー」
押し売り商売。ノーって10回は言った。
疲れたけど、一時間ちょっとで全国区のスーパーで使える$100のギフトカードを貰えたので、時給$100の仕事だったと思えば、かなりお得。$100が無かったら、iPadの電源すぐにオフにしてた。
でもノーと言えない日本人は引っかかりそうだな。
あとでレビュー見たら、96%の人たちが最低評価。嘘で言いくるめて来るというレビューが多かったので、お気をつけください。クレジット購入しても、旅行に行きたい時に予約取れないとか。
車を買う時に、見たこともない車を紹介されて買わされるような、そんな感じのセールス。絶対いらない。
気を取り直して、まだ行っていなかった、徒歩5分ぐらいで行けるビーチへ。貝殻が沢山落ちていて、海藻やサンゴも打ち上げられていて、ここはシーフードの取れる海だな。午後は中心街へ。街は特別な事はなかったけど、やっぱり緯度が低いので太陽が低い。
牡蠣養殖場が沢山あるので、新鮮な牡蠣はいくらでもある。海の近くを通るたびに、「なんで誰も釣りしてないんだろう?」と思う。自分が小学生だったら、学校帰りに毎日釣りしに来るけど。ここは絶対イカが釣れるなとか、ここはヒラメだなとか思いながら、車を運転してた。森の中で、ニジマス釣りもいいな。
5日目
日の出を見るために、早起き?日の出が7時40分だったので、早起きしなくても大丈夫だった。ただ、寒すぎる。その後、海岸の大自然を散策。道の無かった時代にここを開拓して、これを見つけたのはすごい。岩場が危ないけど、絶対何か釣れる。
飛行機からの夕日が綺麗だったけど、ちょうど窓側の人の頭が邪魔して見えない。
「明日ホバートへとんぼ返りだから(乗務で)、写真撮ってくるよ」
まだまだ西海岸も北にも見所は沢山あるので、時間がある人はキャンピングカーとかツアーが良いでしょうね。