私が追いかけたのは何?
何だろう。
バラ色の日々を聞いてるとき。
前はね、
手のなかに、
こぼさないようにとどめておこう。
って思っても、
そんなのは無理で。
少しずつ少しずつ、
指の間からこぼれおちてゆくのをみる。
苦しいけど、
哀しいけど、
だからこそ、
それはバラ色でいられるんだよ。
仕方ないんだよ。
苦しみさえも、
バラ色の一部なの。
だから美しいの。
って思ってた。
でも今は違う。
やっぱりバラ色は、
こぼれおちなくても、
ずっとバラ色で。
バラ色のなかに居れなくなった自分かかすんでゆくんだなって。
自分がかすむのわかるの。
でも止められないの。
だから。
だから。
砂漠の荒野に倒れても、
長い鎖に繋がれても、
明日は明日の風のなかを飛ぼうと決めた。
ここに揺らされる。
こんないい曲ないよ。
でもきっと、
今同じくらいいい曲作れって言っても、
吉井さんできないと思う。
儚さの美学は確かに、
表面上はあるけど、
儚さの本質はやっぱり、
美しくなんかないよ。
変わってゆく自分への哀しみだよ。