目的地の空港へ着陸し、
パーキングベイへ到着してエンジンを停止させると、
地上のスタッフが車輪に輪留め（CHOCK)をかけてくれます。
主脚タイヤの前後に置かれた輪留め
でもこれ別の角度からよーく見ると
タイヤとの間にえらく隙間があるんですよ
これぢゃ輪留めの意味ないやん！
だよね
で、
前脚の輪留めはというと
隙間なくタイヤにピッタリと置かれている。
今日も完璧じゃん
この理由、
わかる方いますか？
これは、
航空機の重量に関係があります。
航空機が飛行を終え目的地へ着いた時、
燃料は消費され、お客さんと貨物を降ろした後の機体はすごく軽くなっています。
次の出発に備え、燃料、お客さん、貨物を積み込むと、
場合によってはこれらだけで１６トンになることもあります。
この増加した重量のせいで主脚のタイヤが重さでつぶされ変形してしまいます。
もし輪留めをタイヤにピッタリの位置で固定していると、
輪留めは変形したタイヤと地面との間に挟まってしまい、
いざ出発という時に、
輪留めが外せなくなってしまうんです
これを防ぐために、
タイヤが変形する大きさを見越して
あらかじめタイヤから少し離して輪留めを置くのです
鳴門海峡と徳島市街地
ちなみに前脚は機体重量が増えてもほとんど変形しないため、
輪留めはタイヤにピッタリくっつけて置くことができます
以上、
どうでもいいトリビアでした
最近
フライト用のサングラスを変えたんです
ピンクのに
賛否両論