7年前、新宿で衝動買いしたランニングシューズ「ズーム スピードライバル6」。その赤いシューズが今も手元にあって、あの時の自分の感覚は、ずれていなかったと感じています。
そのころ、ランニング(スロージョギング)で習ったフォアフット走法を意識しながら、その重心移動と体の使い方と体への重力負荷を、歩きにも応用し始め、試行錯誤のなかで少しずつ膝への負担を減らすコツを掴む。
まだ完璧には程遠いけれど、この赤のシューズが、その研究を支えるヒントを出してれていたのは確か。
というのは、軽量かつ通気性に優れたその性能が、足裏の動きを自然に引き出してくれたおかげで、体・足裏が重心移動を感じやすくなったからです。
足が軽やかに前に出ると、心も少し軽くなります。膝の状態はまあまあ。受講者さんたちへも、この原理(膝を守る重力負荷のかけ方)はときどき共有することなので、非常に応用範囲が広いですね。
シューズが、今も時おり「歩く」感覚=重力感覚を身体に刻む助けとなります。