老いとスクワット | リライフ ピラティス ようすけ

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ピラティス、ストレッチ運動、武道、ヨーガなどの学びと思い。

雨が上がりましたね。

 

空気はかなり湿り気を帯び、気温も夏のように上昇していますが、

微かな風がそれらを心地よく和らげてくれています。

 

 

 

老いというものは、誰にでも忍び寄ります。
否応なく、脚の筋力は潮が引くように衰えを見せます。

それは、抗えない生命の法則ですから、基本的には受け入れるしかないと常々思っています。

しかし、断じて忘れてはなりません。
人間には、その宿命に抗う「意志と力」が与えられており、体力の減衰に抗う心もまた、宿命のうちに内在しております。
適切な鍛錬こそ、衰え行く力を繋ぎ止め、
 Qualityオブライフを高め、
衰えの歩みを遅らせる唯一の手段なのであり、なおかつ
それは自分自身で試行錯誤のうちにつかみ取るものです。


われわれトレーナーはお手伝いにすぎないわけであります。

重要なのはここです。人間には、大きな個体差があり、また体の個性があります。
だからあらゆるピラティスのエクササイズでバリエーションと軽減措置を、いつもいつも行うわけです。
受講者様の変化を感じ取るのです。

脚力の低下は、緩慢ながらも確実に進みます。
階段を昇る苦痛、緩慢になる歩行。
そして何よりも、転倒が怖い。

だが、忘れるな。
脚の筋肉こそ、人体において最も巨大な筋肉群であり、生命維持の根幹たる基礎代謝を支える重要な柱なのだということを。

これを鍛えるのがスクワット。


脚を鍛える訓練は、単に歩行能力を維持するに止まらず、日々の動作を円滑にし、血流を促進し、ひいては生命力そのものを底上げする行動に他ならないのです。

ですから、スクワットは少ない回数でいいので、丁寧に
的を射た行い方で実施することをお勧めするわけです。
なおかつ自分の体の状況に合わせ、決して無理をせずに行いましょう。

 

椅子スクワットはおすすめですね。

 

 

 

pointは「伸張性収縮」です。これは8カウントで筋肉に力を入れながら、同時に少しずつ筋肉を伸ばしていく動きのことです。

スクワットでいえば、ゆっくりと腰を下ろしていく際に起こる筋肉の動きを指します。

伸張性収縮は、筋力トレーニングにおいて非常に効果的な要素です。

 

 

 

この動きは筋繊維に微細な損傷を与え、それが修復される過程で筋肉がより強く成長するからです。

伸張性収縮は通常の収縮よりも少ないエネルギーで大きな力を発揮できるため、効率的なトレーニング方法といえます。

 

筋肉の収縮タイプは以下の通り2局面あるのです。

伸張性収縮(上図では8カウント):筋肉が伸びながら力を発揮する動き。スクワットでは「ゆっくり座る」動作に相当します。筋肉の微細な損傷を促し、修復過程で筋力アップにつながります。

短縮性収縮(上図では2カウント):筋肉が縮みながら力を発揮する動き。スクワットでは「立ち上がる」動作に相当します。通常のトレーニングで最もよく意識される収縮です。


では。

 

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