運動が苦手な人のためのピラティストレーナー庸介(ようすけ)です。
雨が止みましたね。雨上がりの空は清々しいものです。
さて、本日は、脚の筋力の減退を防ぐ、椅子を使った効率的スクワットをご紹介します。
加齢により、脚の筋力は衰えを見せます。
それ自体は、基本的には受け入れるしかないと常々思います。
しかし、適切な鍛錬で Quality of life(生活の質)を維持することは可能です。

人間には体の個性があります。
あらゆる訓練のバリエーションを行って、自分に合った運動や自分に合った強度を探していくべきです。
受講者様自身が変化を感じ取るのをきっかけに、運動は高効果を発揮しますす。
脚力の低下は、緩慢ながらも確実に進みます。
60歳で以降は、大腿四頭筋(太ももの筋肉)をはじめとする下肢(かし)の筋力は歳を追うごとに減少傾向が加速します。
この急速な減少を抑制するには、丁寧なトレーニングが効果的です。
足の筋肉で、もっとも基本的な筋力は、大腿四頭筋(太ももの筋肉)です。
これを鍛えるのは、スクワットですが、工夫が必要です。
スクワットは少ない回数でいいので、丁寧に行うべきです。
体の状況に合わせ、決して無理をせずに行いましょう。
自分は、椅子スクワットをおすすめしています。
8カウントでゆっくりと腰を椅子に下ろしていく。この際に起こる筋肉の動きは「伸張性収縮」と言って、いわば腰を「ドカン」と椅子に降ろさずに、ゆっくりとした動作になるようにブレーキをかけながら「力の入れ具合」を徐々に緩めていく方法です。
伸張性収縮は、伸張性収縮は、通常、短縮性収縮(立ち上がる時の筋肉収縮)よりも1.2〜1.5倍の力が発揮されることがあります。効率的な筋力発揮が可能となる動きなのです。
伸張性収縮(上図では、8カウントで「椅子にゆっくり座る」動作に相当します。):筋肉が伸びながら力を発揮する動き。筋肉の微細な損傷を促し、修復過程で筋力アップにつながります。
短縮性収縮(上図では、2カウントで「立ち上がる」動作に相当します。):筋肉が縮みながら力を発揮する動き。通常のトレーニングで最もよく意識される収縮です。
トレーニングはマイペースで、決して無理をせず行いましょう。
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