正座が好きだし、効果もあるからやる | 動きの哲学、日常のヒント

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ピラティス、ストレッチ、ヨーガ、武道などの学びと想い。ピラティスの還暦男インストラクターが20年考えたこと

こんにちは。

健康ストレッチ&ピラティス講師の、後期アラフィフようすけです。

 

 

正座を、ピラティスのレッスンにも取り入れて、かれこれ十数年経ちました。

つまり、ピラティスを教えさせていただく機会を得てから、ほとんどのすべての期間です。

 

 

正座は、足首と膝を痛めていなければ、無理なく出来る座り方です。

要は、お尻の下に、足を「しまい込め」ばいいわけです。

 

 

ただ、実際には、膝などを故障している方も、受講される中には必ずいます。

 

 

 

ですから、膝や足首がきつい場合は、あぐらや、長座(ちょうざ)など他の座法で代用します。

長座

 

 

 

ところが、その上でからだをほぐしていると、最終的には、ごく自然に正座が出来るようになることがあります。もとより、正座が楽な座法だからです。

 

 

硬(かた)くなっているももの裏をストレッチで柔らかくします。すると丸く固まっている(後傾)と思った腰がスッキリたつことがあります。骨盤がニュートラル状態に近づき、レッスン後には、無理なく正座が出来るようになることが、よくあるのです。

 

 

正座ができるようになった! ☆彡(^^)!

と喜んでくれる方が、時折いると、膝の痛いメンバーがいたとしても、ほかの座法を併用しながら、やはりこの座法を捨てずに、取り入れ続けようと思うのです。

 

 

正座(端座)

 

 

 

 

ところで、正座(せいざ)という言葉の「正しい」という言葉の響きが影響して、窮屈な感じがするのは確かですね。

これが、正座の不人気のひとつの原因でしょうね。

 

 

 

以下は、豆知識で、正座のちょっとした歴史であります。

 

元々、正座は、

「端座(たんざ)」

 

と呼ばれていました。

私もほんとうは、この「端座(たんざ)」という呼び方が好きです。

でも、「正座」のほうが通じやすいので、当面は「正座」を使います。

 

 

 

 

 

 

「端座(たんざ)」が、「正座」と呼ばれるようになったのは、文献からひも解くと、江戸時代以降だそうですね。武士が、自分より上級の身分に「謁見」する際の「正式な座法」として、江戸幕府に採用されたためと言われています。

 

さらに、「茶の湯」の影響なども手伝い、だんだんと庶民にも、この座法が

「かしこまった」イメージとともに広まりました。

 

 

 

 

 

 

 

骨盤が後傾して、ねこ背になりやすい方は、ぜひ正座をやってほしいと、私は勧めています。

正座が無理なく出来るようになると、背筋が自然に伸びて、背中も肩もリラックスします。

正座が、骨盤の後傾を、ごく自然に正すからです。

 

この座法の良さは、

 

「凛として」

 

背筋が

「無理なく」

伸びる姿勢にあります。

 

 

 

私自身の経験で言えば、私は普段から、ちゃぶ台のような小机でパソコンの作業をします。するとパソコンの打ち込み作業は、とても、はかどります。

また、読書なども集中が自然に高まるのです。

 

「かしこまる」イメージは、このように集中力を高める効果から言えばプラスになると私思います。

 

この「自然に」力みなく背筋が伸びることによって、気持ちも自動的にかしこまるのです。

正座ひとつとっても体から心に、より良い働きかけをするのは可能なんですよね。

 

体から心、これが肝です✨

 

 

自動的にかしこまる結果の、無理のない仕事への集中力、これは最高だね😃そう思いませんか?

 

 

 

 

もちろん、個人差がありますから、正座が苦手な方は、集中するどころではない方も多いと思います。

しかし、もし、あまり苦にならないのなら、正座(端座)はやってみて損はないでしょう。

 

 

これが、「正座の復権」への思いであり、長年にわたり、自分の好きな座法としている理由であります。

 

 

 

 

 

 

 

ではでは。

風邪ひかないようにね。

適度に散歩して、野外はマスクを外し、ビタミンD産生。

歯磨きと体温保持もしっかり。

 

ではでは。

ごきげんよう。

またお会いしましょう。