「にっちもさっちも行かなくなってしまった」ところに、けっこうパッと動けた! | 動きの哲学、日常のヒント

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ピラティス、ストレッチ、ヨーガ、武道などの学びと想い。ピラティスの還暦男インストラクターが20年考えたこと

ピラティス&健康ストレッチインストラクター、後期アラフィフのようすけです。

お疲れ様です。

 

 

先日、近所の道端で、久しぶりに「人助け」をしたのです。

大したことではないのですが!

 

 

 

何かというと、商店街を歩いているときに、自転車を引いている中年女性を通り越そうとした時、この人が「のっぴきならない体の体勢で、にっちもさっちもいかなく」なっていました。

この状態 

 

その中年女性の(君も中年だろう!と言われますが)状態を見たとき、とっさに私は体が動いた!

 

 

いや、この両手ふさがりの状態ですね、気持ちわかりますよね。

 

右手で持って引き上げようと悪戦苦闘しているのが、数十センチ四方に折りたたんだ毛布かクッションのような商品。近くで購入したばかりのようです。重さはそれほどでないかもしれませんが、ナイロン製荷物ヒモみないので、ギュッと縛ってまとめた、結構大きな布のお団子。

 

 

そして、その一方では、左手でつかんでいるのが、自転車のハンドル。今にも道に倒れそうな状態です。

 

本当は、どちらかをあきらめて「静かに」手放して、体勢を立て直せばいいのでですが、

分かっちゃいるけど、右手と左手の、どちらも離せなくなっているんですよ。

分かります。どっちもあきらめたくないです。

 

 

私は無意識に、かけよって、「パッ」と自転車が倒れないように、支えてあげました。

結構厳しい態勢なので、立て直しに数秒だけかかりましたが、自転車を頑張って起こしました。

 

「ああ!ありがとう」

ってその人は言いながら、、、、左手がフリーになった状態で、ナイロン縛りひも自体か、それとも、くっ付けた「取っ手」か、とにかく非常に持ちづらそうな「取っ手」に、しっかりと手をかけなおし、何とか自転車のほうに荷物を引き寄せました。

 

これで一段落ですが、ぎりぎり、自転車の「前かご」に荷物を乗せるスペースがあったので

 

「こっちに乗せた方がいいかも」

と思わず言いましたら

 

「ああ、乗りそうかな、そうね」と言って、かごに半分挟み、詰め込む感じで乗せて。

 

「ありがとう。いやぁー、安いからってさ、ついつい買っちゃって・・・」

と言ってました。

 

いやぁ、いくらか分かるな、その気持ち。

と心で肯いて。これで安心して立ち去りました。その人も自転車を何とか漕ぎ出したようです。

 

 

 


 

そうしましたら、私は、この小さな出来事で、なんだか気分が晴れやかになりまして。

で、つい、この自分の体の動きに(自画自賛なのですが)、「体が気持ちより先に、無意識にすばやく動いた」という点において、その無意識さに対して、自己採点「95点」ぐらいと自分で付けさせていただきました・・・(*'▽')ほんとに自画自賛。

 

しかし、これは本当ですが、無意識に動くっていうのは、「自然体の力であるがゆえに、大きな力になる」というわけです。

 

 

ピラティスや健康ストレッチ体操のエクササイズは、「無意識に筋肉が働くように」意識して、「特定の筋肉」にアプローチする。何度も動いているうちに、筋肉への〝意識的〟な働きかけが、無意識な働きになる。

これが、ピラティス原則の中のひとつである「継続」による成果と考えています。

 

 

 

 

ではでは!

寒いから、風邪に気を付けましょう。

歯も磨きをしっかりと。

 

またお会いしましょう。