厚生労働省の出している数字で、ピラティスのカロリー消費量を見てみると、ピラティスエクササイズのカロリー消費量が意外に少なく、モチベーションダダ下がり・・・
しかしながら、カラダへの良い効果はぜったいあるのだ、と思いなおし、やはり続けるべきだと思い直す・・・という一連の思考を下記のとおり詳しく書きます。
◆ピラティスのMETs(メッツ)数値
(運動強度)
運動強度の目安としてMETs(メッツ)という単位があります。
これは、身体運動の強度を、安静時の何倍に相当するかで表す単位です。座って安静にしている状態が1メッツとすると、その何倍の運動になるか。という単位がこのメッツです。
じゃあ、ピラティスはどうだろう。
下表が、各身体運動へのMETsの対応数値からの抜粋です。
身体活動 |
メッツ |
普通歩行
ピラティス |
3
3 |
歩く速度上げていくと |
3~5ぐらい |
階段を速く上がる |
8.8 |
ピラティスは歩行と同様に3です。
(日本健康運動研究所HPより)
◆では、ピラティスのカロリー消費量はどれくらいか?
体重70キログラムの人が1時間ピラティスをやった場合・・・・、この運動エネルギー消費量は次の計算で求められます。
3METs(メッツ)×70キログラム(体重)×1.05=約220kcal(キロカロリー)です。
ご飯茶碗1杯が235キロカロリーなので、一時間ピラティスをやったらご飯一杯が帳消しというイメージ。
とすると・・・・
1位時間ピラティスをやると、ご飯1杯がチャラ。・・・・
え、こんなに運動して、それしか減らない??と不満になるかもしれません。
しかし、待てよ・・・と思いまして。
そもそも、ピラティスエクササイズには様々な強度の動きがあるのだから、
運動強度をメッツの単位で考えると、――――
強度を高めた中級レベルのエクササイズなら、
6メッツ(つまり歩行の2倍の運動強度)くらいになると思うのですが・・・・これはあくまで私自身の意見ですが。
⇒ 仮に、体重70kgの人が6メッツの強度の運動をしたとすれば、30分の運動で220カロリーとなります。よし、これなら、30分のピラティスでご飯一杯チャラです。
結構いけますね、これですと。
しかし、私自身はぶっちゃけ、それほどカロリー消費量については考えておりません。
一度の運動量より「継続すること」がずっと大事であり、ちりも積もれば山となる、ということを重視しています。(ピラティス8原則 「継続」)