ピラティスなどに限らない、通常の筋トレでも、ストレッチに意識を充てると、いい筋トレができます。
ストレッチは、筋トレの後に整理体操のように行われるこが多いです。「乳酸を洗い流す」という筋トレ効果のイメージが大きく持たれてるためもありますね。
しかし、実は、「筋トレ」をやりながら、「可動域を最大限になるように注意して行う」ことで、「筋トレしながらのストレッチ」ができます。
そしてまた、これが体の機能の強化を促すのです。
筋トレでは「筋肉の収縮」を使って、一度筋肉の繊維にダメージを与えてから、体の回復力を使って、より強く、より筋肉肥大をさせます。
ですが、健康になる「筋トレ」、姿勢を改善して「しなやか」な体づくりのための筋トレも、また多くの人が求めています。
そうした目的の筋トレでは、重要になるのが筋肉の「伸ばし」です。
例えばダンベルなどの負荷を挙げるときに、『可動域』の最初から終点までの流れを丁寧になぞると、動き自体、きついだけでなく、気持ちがいいです。
動き自体にストレッチの要素が入り、気持ちがいいのです。
「目的筋」の伸ばしと筋収縮をつかさどる関節周辺のじん帯・腱・筋肉をストレッチすることで、筋肉は“”強く、柔らかく、しなや”かになります。
筋肉の「強化」と同時に、ストレッチにより、稼働する関節のじん帯・腱・筋肉が柔軟性を保ちます。
よく筋トレ後に、「乳酸を洗い流すため」にストレッチが行われますが、これを筋トレと同時にやってしまうのです。
そうしましたら、今度は呼吸も合わせるようにします。
基本的には、ダンベルの「上げ下げ」など、トレーニングの往復動作で、「押し」の動作や「力を入れる」動作で息を吐き、戻してくる動き「ネガティブ局面」では息を吸います。
こんな形での、「ていねいな筋トレ」は、“筋肉肥大”の効果は高くありません。
が、体を痛めにくく、健康的な「しなやかな筋肉」を養成します。
