「伸展」(しんてん)の動きは、ヨガとピラティスでどう違うか? | 動きの哲学、日常のヒント

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こんばんは。

今日は、昼間かなり暑かったですね。

 

もう少しの間、残暑が続きそうです。

 

 

さて、『伸展』(しんてん)という言葉があります。

 

ふつうは『伸展』は『伸ばす』という意味ですが、フィットネス用語では、この意味とはちょっと違っております。

 

例えば立った姿勢から、上体を前に90度ぐらいに曲げて倒していけば、これを『屈曲』といい、もとに戻してくる、つまり下半身と上体の角度を0度にもどしてくることを指して『伸展』と言っております。

 

 

『屈曲』(体を丸める)に対して、その反対語として『伸展』ですね。

 

そして、さらに腰や股関節の角度を0度よりもマイナスにしていく、つまり反っていくことを『過伸展』(かしんてん)、『ハイパー・エクステンション』と言っています。

 

例えば、次のような運動が、背骨の『過伸展』の運動になります。

 

うつぶせで、両肩の真下で両肘を床に着いて(目の前の床に前腕を置く形)。

上体を軽く起こしていきます。

 

頭のてっぺんが、斜め上から見えない糸で引っ張られているような感じで。

 

こうすると上体が軽く反って(過伸展)、またイメージとしては、背骨が伸ばされている感じもあります。

 

 

以上のような動きが、ピラティスにおける『伸展』です。

あまり強くは反らさず、なおかつ背骨が〝伸びる〟感じもある。

ヨガの場合ですと、『伸展』の動きにおいては、かなり強く反ることもあります。

 

ぼくは、『伸展』の動きに関しては軽く反るのが好きなので、どちらかと言えば、ピラティス派です。

 

しかしながら、ヨガの『弓のポーズ』なんかも、キツイですが好きです。

 

こんなところをとっても、ピラティス、ヨガでやり方が違いますが、どっちの動きも体を整える動きとして吸収していきたいです。

 

 


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