腹筋には、何種類もあるんですね。
大体、腹筋を鍛えるといいますと、シットアップ(膝を立てた仰向けから、ヨイショと上体を持ち上げる)
とかクランチ(仰向けで上体を小さく上げる)とか、やりますよね。
これで鍛えられる腹筋が、いわゆる「腹直筋」ですね。
「腹筋が割れる」といったときの腹筋です。
「チョコレート・ブロック」とかいうんですかね。
そして、腹直筋とともに、表層にある筋肉が「外腹斜筋」です。
名前の通り、胴体に対して斜めに筋繊維が走っている筋肉ですね。
「外腹斜筋」は体をねじる働き、もしくは、腹直筋をサポートして、上体を起こす筋肉です。
そしてこれらの内側に「内腹斜筋」があります。
これは、「外腹斜筋」の方向にクロスする形で、
やはり斜めに走る筋肉です。
やはり、身体をねじる働きがあります。
そして、そのまた内側に「腹横筋」があります。
これは、おなかの内側を、グルッと天然のガードルのように取り巻いて、腰を守り、内臓をサポートしている筋肉です。
この「腹横筋」にいたるまでよく鍛えてあげると、姿勢がよくなり、内臓の働きもよくなるのです。
体幹が安定して、動きも楽になってくるのです。
おへそを背骨のほうに引き寄せて、さらに頭の上の方向に引き上げてみましょう。
これで、「腹横筋」がよく働きますよ。