「草野心平」と「中原中也」 | 過去を振り返って現在を知り、未来を思う

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4月7日、いわき市の「小川諏訪神社」を訪れ、樹齢650年の「シダレザクラ」を見て感動したことを書いた。

 

 

その時、少し先に「いわき市立 草野心平 記念文学館」があると聞いて、せっかくだから行ってみることにした。

 

 
山の上に建てられた、眺めの良い素敵な建築で、周りも散歩しつつ、心地よく過ごすことができた。
 

「草野心平」は、いわき出身の詩人。実は、僕は名前くらいしか知らなかったのだが、この機会にゆっくりと作品とか展示に触れることができた。

 

大学時代の友人で「女にモテるために詩を読む」という男から薦められたのがきっかけで、僕も「中原中也」を好んで読んでいたのだが、草野心平が中原中也と交流があったことは意外だった。

 

 

景色のよく見える広い窓ガラスの中央には「猛烈な天」という詩が書いてあった。

 

 

そんなこんなで、今日は、草野心平さんの詩を少し読んでから、久々に昔愛した中原中也の古い詩集を引っ張り出して、読んでみた日曜の午後。声に出して「詩を読む」、やっぱりいいなぁ・・・・っと。

 

わが心 なにゆゑに なにゆゑにかくは羞ぢらふ……

  中原中也「含羞 (はじらい)」より

 

ちなみに、

草野 心平(くさの しんぺい)福島県生まれ

 1903年(明治36年)5月12日~1988年(昭和63年)11月12日

中原 中也(なかはら ちゅうや)山口県生まれ

 1907年 (明治40年)4月29日~1937年(昭和12年)10月22日