西部邁さん | 過去を振り返って現在を知り、未来を思う

過去を振り返って現在を知り、未来を思う

今までの人生、あまり人に興味をもたなかったけど、これからは人と向き合い、楽しんでいこう。
今さらながら人を幸せにしたいと思うようになった平凡なオヤジの日々。
Schaue dankbar zurück und mutig nach vorne.

今日は朝から天気が悪く、「氷雨」などを口ずさみながら家でダラダラしていたが・・・・・

外は冬の雨 まだやまぬ

この胸を 濡らすように

傘がないわけじゃないけれど

帰りたくない

たまたま、京都大学の「藤井聡」教授のメルマガを読んでいたら、今日が「西部邁さん」の命日だということに気づいた。

6年前の本日1月21日、日本全国が大雪に見舞われたあの日、我が師西部邁は多摩川に入水しこの世を去りました。

僕も、当時、ニュースを聞いて衝撃を受け、2日後に下のブログを書いた。:

 

 

もちろん直接の知り合いではないが、西部さんのことは大変好きだった。

酒好きだったらしいから、一度はゆっくり飲みながら話を聴いてみたかった。銀座の同じ店で飲んでいた頃もあって、ママさんを通して飲み会を申し入れたこともあったのだが…


 注)10年ほど前の2013年頃のことで、飲んでいた店は、銀座の有名な文壇バー『ザボン』

西部さんが東大の先生を辞めて、朝生に出るようになった頃から知っていて、最近も毎週テレビで見ていたし、著書も多数読んで大きな影響を受けた気がする。

 

 注)1988年「朝まで生テレビ」で西部さんを初めて知る。僕は当時、仕事で3年ほど奈良県の山奥に住んでいた。

偶然にも、若い頃田舎に帰省していた時、講演でこにちらに来られていて、急いで公民館まで出向いて畳の部屋で直接話したことも思い出である。

 

 注)1990年11月3日(文化の日)のこと。「第7回牛窓国際芸術祭」が開催されていて、西部さんは招待されて牛窓に来られていたが、僕は知らずにたまたま帰省していたようだ。

 

その後、2021年8月5日のブログにも、取り上げた。

 

僕は昔から「西部邁さん」が好きで、2018年1月の突然の入水自殺のニュースは衝撃だった。

 

その少し後に、上野さんと会食する機会があって、「西部さんの自殺どう思う?」と聞かれたことを思い出した。

 

ちょうど、その時、上野さんは追悼文を書いたところだったと言ってたけど、今、あらためて読み返してみた。

 

見苦しい老後を見せるよりは、いっそひと思いに、と自裁を選ぶ…なんて「男らしい」んだろう!追悼文のいくつかには「カッコいい」という表現があったが、わたしには、弱さを認めることのできない男の弱さ、が露呈したと見える

 

 

「見苦しい老後を見せても、老いを受け入れてしっかり生きるべきだ」というのが、上野さんの変わらぬ考えなのだろう。

 

どうなんだろうなぁ。僕は、上野さんの考え方に必ずしも賛成ではないけど、もう少し長生きしてもらって、今の世の中をどう考えるかを語って欲しかった人の一人であることは確かだ。

 

また、話が長くなってすみません。気分直しに、今日は「テレサ・テンさん」の氷雨を聴きながら、飲みましょう。

 

 『氷雨』テレサ・テン